歴史が面白い51

令和2年7月15日~7月19日

  <7月15日>

東京都、警戒レベル最高に新型コロナウイルスの感染状況について東京都は15日、警戒レベルを4段階で最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げた。感染者の急増を受け強い危機感を示し、都民に都外への不要不急の移動自粛などを求めた。一方で飲食店などへの休業要請はしなかった。都内では15日、165人の感染が確認された。100人を超えたのは7日連続。モニタリング項目である直近1週間平均の新規感染者は186.6人と緊急事態宣言下の最大値を上回り、経路不明者も87.4人と前週の2倍となった。(日経新聞7月16日)

 

百貨店販売額66%減。関東経済産業局が15日発表した5月の小売店販売動向によると、管内1都10県の百貨店販売額は前年同月比で66%減少した。スーパーの販売額は同7.2%増、コンビニは9.3%減であった。(同)

 

  <7月16日>

GO TO東京発着除外。赤羽国土交通相は16日、「GO TO トラベル」事業について「東京を目的とする旅行、東京居住者の旅行を対象から外す」と述べた。(日経新聞7月17日)

 

感染見舞金を来月支給。東京都新宿区は新型コロナウイルスに感染した区民向けの見舞金を8月から支給する方針を決めた。1人あたり10万円を給付する。感染者の生活を支援するとともに、積極的に検査を受けるよう促す狙いだ。(同)

 

全国新たに600人超。16日に全国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は608人で、5月末の緊急事態宣言解除以降で最多を更新した。これまでの最多の691人(4月11日)に迫る勢いだ。専門家でつくる政府の分科会は16日、業界別のガイドラインを守らない接客を伴う飲食店などの利用自粛を求めることで一致した。(同)

 

   <7月17日>

都内新たに293人連日最多更新。17日に確認された都内の新型コロナウイルスの新規感染者は293人となり、2日連続で過去最多を更新した。小池知事は「最近は世代の広がりがある。感染経路も多岐にわたる」との見方を示した。(日経新聞7月18日)

 

  <7月18日>

免疫持続 数カ月どまり新型コロナウイルスに一度感染して増強された免疫の能力が、数カ月で落ちるという研究報告が相次ぐ。英ロンドン大学などのチームや中国重慶医科大学などのチームの報告による。(日経新聞7月19日)

 

首都圏外でも感染急増。国内では18日、新たに650人を超す新型コロナウイルスの感染者が確認され、緊急事態宣言解除後で最多となった。1都3県(神奈川、埼玉、千葉)以外の道府県の新規感染者は2週間前の約3倍の水準だ。(同)

 

  <7月19日>

緊急事態「慎重に」62%日本経済新聞テレビ東京は17~19日に世論調査を実施。新型コロナウイルスの感染拡大に対処する緊急事態の再宣言については「慎重に判断すべき」は62%で「速やかにすべきだ」の33%を上回った。「GO TO トラベル」事業について東京発着分を除く22日から開始時期を「早すぎる」と答えた人は80%いた。「妥当だ」と回答した人は15%にとどまった。(日経新聞7月20日)

 

国債価格急落リスク、世銀が分析。「許容できない債務」と題する世界銀行のリポートが話題だ。国債は海外民間投資家の保有比率が20%を超えると価格が急落する懸念が高まるという。日本は9%。緊急経済対策で国債を増発しても財政拡張余地があるともいえる。(同)

 

 

 (コメント)

感染拡大が続いているが、免疫持続が数カ月どまりであるとの気になる報告がなされた。これまで免疫パスポートなるアイデアが出されていたがこれでは実現に赤信号だ。また、ワクチン開発にはどう影響するか気になるところである。

新型コロナウイルスの抗体について、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も「回復患者で十分な量の抗体を持たない人がいることを確認している」という。人体には通常、感染した病原体の特徴を記憶し、2度目の侵入を防ぐ仕組みが備わっている。

だが、なんらかの原因で免疫細胞の記録が失われて、同じ病原体に何度も感染することがある。北里大学の高野友美教授は「ウイルスの体内での広がりにもよるが、人を含めた動物全般で免疫の持続期間が限られることは珍しくはない」と話す。

ここからは私の推論だが、今回のコロナは軽症者が多いことから、あまり大したことがなく回復した場合は抗体ができても、いつまでも記憶しておくこともないと消えていくのではないか。要はまたかかっても回復できる程度の経験だということかもしれない。

私は専門家ではないので全くの素人考えです。念のために。