歴史が面白い132

令和2年10月24日

  <10月24日>

冬の流行厳重警戒新型コロナウイルスの世界的な流行のペースが拡大している。インフルエンザや風邪を引き起こす通常のコロナウイルス、RSウイルスなどは日本で冬にはやる。日本は冬に乾燥する地域が多く、感染が広がりやすい条件がそろっている。

飛沫が急速に乾き、微粒子「エアロゾル」になると漂いやすくなるという。スーパーコンピューター富岳のシミュレーションによると、湿度が30%のときに1.8メートル先まで到達した飛沫の量は同60%のときの2倍になった。米国立感染症研究所などの研究によると、エアロゾルの中のウイルスは3時間後も生き残っていた。冬は換気の頻度が減ったり、暖房器具を使い室内がさらに乾燥したりすると飛沫感染が起こりやすくなる。気温が下がり乾燥した状態では人に備わる免疫力が低下しやすい。(日本経済新聞10月25日)

 

(コメント)

米国の感染拡大のペースがまた加速し始めた。第3波が始まったともいわれている。

中心は中西部で、大統領選挙の激戦区でもある。大規模集会も開かれており、感染拡大の一因ともいわれているが、これは当然リスクを大きく引き上げているだろう。また、内陸部で気温低下となっており、まさに本日の新聞記事にあるようにエアロゾルの影響や免疫力低下なども相乗的に効いてきているのだろう。