歴史が面白い166

令和2年11月28日

  <11月28日>

感染2670人過去最多新型コロナウイルスの国内の新規感染者は28日午後9時時点で2670人となり、過去最多を更新した。2千人台は3日連続。東京都は561人で最多だった前日の570人に次ぐ水準だった。厚生労働省が28日発表した全国の重症者も440人と、これまでで最も多くなった。(日本経済新聞11月29日)

 

GO TO 見直し にらみ合い新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、政府の分科会が感染拡大地域での見直しを迫った観光支援策「GO TO トラベル」。大阪市と札幌市を発着する旅行は除外が決まったが、政府と東京都などの自治体のにらみ合いが続き、後が続かない。専門家は、危機感が施策に結びつかないことに焦りを募らせている。(朝日新聞11月29日)

 

時短要請 東京も始まる新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、東京都内は28日、都による営業時間の短縮要請の初日を迎えた。酒類を提供する飲食店とカラオケ店を対象に、午後10時以降の営業を12月17日までやめるよう要請。飲食店からはさっそく影響を心配する声が上がった。(同)

 

 

(コメント)

「GO TO」の対象かどうかで世を賑わしているが、今一番の問題は医療体制がもつかどうかだ。勿論、医療崩壊するということで、菅首相も「GO TO」の対象外を了承したのだが、その大元をどうするかの議論が前面に出ていない。需要と供給でいえば、供給の話だ。

 

東京都は12月16日に府中にコロナ専用医療施設を開設するが、中軽症者向け施設で当初は32床から最終的には100床まで増やすという。それにしても数が少ない。

東京都で一番懸念されているのが、、重症者の増加だ。東京都の基準で28日で67人だ。直近、急増しており5日間で16人増えている。このペースでいくと20日後で131人だ。12月16日に専用医療施設ができ32床増加されるが、これは中軽症者向けだ。最大重症者用の病床は150床だが、これは実際に使える数ではないという。

よって足らない。その結果何もしなければ医療の質が落ちる。たとえば、対応する看護師の数が減るなどだ。

 

実際のやりくりは軽症者も含めた病床をどうやりくりするかの現場の問題になるかもしれない。そういう事態の時は、検査も増えるから検査の体制の再構築も含め、大変なやりくりになる。それには当然お金がかかる問題だ。この話は東京都だけでなく、北海道や大阪府も同じようなものだ。現状は自治体任せで、国の方は受け身でそういう話はでていない。思い切ったことは財源の話から国しかできない。また後手に回ってしまうのか。