歴史が面白い181

令和2年12月13日

  <12月13日>

出産数、6割減の県も日本産科婦人科学会は12日、一部の都道府県の参加施設で、10月~2021年3月の出産数が、前年同時期と比べて6割程度減る可能性があるとする調査結果を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大によって、女性が出産を控えていることが一因とみられる。

調査結果によると、出産数が減少する割合が最も大きかったのは大分で、63%減。次いで長野が59%減、宮崎が57%減。

減少する割合が最も小さかったのは宮城で6%、大阪と沖縄でともに19%減。

全国では31%減だった。

10月以降は予約数であるので減少する割合が大きく出る可能性がある。また、里帰り出産を控える人がいることが、出産数の減少に影響している可能性がある。

厚生労働省の調査によると、5~7月に提出された「妊娠届」が前年の同時期に比べ 11.4%減少している。(朝日新聞12月14日)

 

韓国、初の1000人超感染。韓国政府は13日、12日の新型コロナウイルスの新規感染者が初めて1000人を超えたと発表した。(日本経済新聞12月14日)

 

独、都市封鎖を強化。ドイツのメルケル首相は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、より厳しい制限措置を導入すると発表した。12月16日から2021年1月10日までほとんどの商店の営業を禁止し、学校も原則閉鎖する。

新規感染者は3万人近くまで増加、死者数が1日500人を上回り、医療崩壊のリスクもささやかれるようになった。(同)

 

(コメント)

出産数が減少する。コロナの影響である。10月から来年の3月までの予約で全国で31%の減少だという。確定値の5月から7月が11.4%の減少であるので、妥当な数字だ。

人口が減少傾向でこれに歯止めをかけるため、出産の後押しを支援する動きがある中で残念な事態だ。世の中が移動の制限をしたり、自粛生活が続くと若い夫婦としても出産に後ろ向きになるのは当然であり、しかたがないが。

これは日本の人口に後々まで影響する取り返しができないことである。それにしてもコロナの影響はとうとうここまできたかと改めて事の重大性を感じる。