歴史が面白い199

令和2年12月31日

  <12月31日>

東京、新たに1337人感染。東京都は31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1337人確認されたと発表した。これまで最多だった26日の949人を大幅に上回り、過去最多を更新。国内の新規感染者数も31日午後9時20分時点で4519人と過去最多になった。(日本経済新聞1月1日)

 

医療体制 立て直し急務。東京都内の新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。31日は前日から4割増の1337人となって感染が急激に拡大した。入院患者も増え続け、守れる命を守れなくなる「医療崩壊」が現実味を帯びる。病院や診療科の壁を越えた連携など医療体制の立て直しが急務だ。

都は重症用に220床を確保するが、31日時点で重症患者は89人。今後1週間同じペースで感染者が出れば90人程度の重症者がさらに発生する可能性がある。

大病院や公的病院などに負担が集中している。経営への打撃を恐れ、受け入れに慎重な民間病院も多い。病院の経営主体などの垣根を超えて人材を融通し、幅広い診療科の医療スタッフに可能な範囲で協力を求めるなど、国内の医療資源をフル活用し、医療体制を再構築する必要がある。(同)

 

中国、国産ワクチン承認。中国の国家薬品監督管理局は12月31日、中国医薬集団(シノファーム)が開発する新型コロナウイルス向けワクチンの販売を条件付きで承認したと発表した。中国政府は緊急投与向けとして医療従事者らに供給してきたが、一般市民向けの承認は初めて。中国は新興国などにワクチンを供給する計画を推進中で、製品の安全性をアピールする狙いもあるようだ。(同)

 

保健所 年末年始休み返上新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、全国の保健所は年末年始返上で業務に当たる。感染経路や濃厚接触者の特定などは先送りできず、現場の逼迫を防ぐため、各保健所は柔軟な人員配置や外部人材の活用などに取り組む。

PCR検査も土日並みの態勢を維持する。(同)

 

世界の感染8270万人。中国の湖北省武漢市で最初に新型コロナウイルスの感染者が発症してから1年が過ぎてもなお、世界で感染拡大が止まらない。12月31日までに感染者数は8270万人、死者数は180万人を超えた。中国を震源地とした新型コロナウイルスの感染はアジアから欧州各国に拡大する。地域別では欧州が最も多く、31日までに2400万人を超え、世界の累積感染者数の3割を占める。北米と合わせると世界の半数を上回り、いまや感染の中心は欧米に移っている(同)

 

武漢市 抗体保有4.43%新型コロナウイルスの感染拡大が世界で最初に深刻化した中国湖北省武漢市で、住民の抗体保有率が4.43%に上り、他の地域より突出して高かったことが分かった。中国疾病予防コントロールセンターが12月28日、調査結果を発表した。

武漢市を除く湖北省住民は0.44%。昨年1~2月の感染の第1波から約1か月後に実施したとしている。(読売新聞1月1日)

 

 

(コメント)

ついに東京は1000人超えだ。それも一気に1300人台だ。

 

都内などには無症状者を対象に格安でPCR検査を受けられる施設もある。そういったところに、年内に駆け込みで検査を済ませようとする人もあったかもしれない。しかしそれだけでは説明しきれないだろう。

クラスターも発生しているがそれでもこの増加ではない。経路不明がこの一週間は6割を占めるという。いたるところで感染が増えているのだ。

 

重症者も確実に増えており東京都では31日に89人となった。250床確保する予定のところが、まだ確保できているのが220床だ。

年末年始の拡大でベッド数が足りない事態になる。

年末年始に向けての国からの支援が、重症用ベッド1床に最大1500万円出すことになったが、直前での通知で遅かった。すぐには準備は取れないだろう。

国の対応が後手後手に回っている。