歴史が面白い225

令和3年1月26日

  <1月26日>

「高齢者6月接種完了」要に。3月下旬開始を見込む高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種を、国は3か月以内に完了できるよう自治体に体制整備を求めた。接種の遅れはその後の一般の人への接種にも影響を与えかねず自治体は会場や人材確保の準備を急ぐ。海外ではワクチン供給不安が広がり、国内の接種スケジュールに影響を及ぼす可能性もある。

厚生労働省が想定する接種スケジュールによると、米製薬大手ファイザーのワクチンが2月中に承認されると見越し、まず同月下旬に公的病院などでコロナ患者らの治療にあたる医療従事者(1万~2万人)を対象に先行接種を始める。3月中旬に他の医療従事者(370万人)、下旬に65歳以上高齢者(3600万人)の接種を開始する。その後はワクチンの確保状況に応じて基礎疾患を持つ人(820万人)、高齢者施設の職員(200万人)、60~64歳の人(750万人)へ順次広げていく方針だ。(日本経済新聞1月27日)

 

ワクチン接種準備に汗新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、都内の自治体が準備を急いでいる。スケジュール案の策定や、2020年度補正予算で費用を計上するなどの動きが相次ぐ。当面の接種方法は住民を会場に集める集団接種となる方向だ。住民への接種の主体は区市町村で、東京都や医師会との連携がカギとなる。(同)

 

濃厚接触者の健康観察。東京都港区は新型コロナウイルス患者の濃厚接触者に実施している健康観察について、現在は14日間としている観察期間を7日または10日間に短縮できる可能性があるとの分析結果をまとめた。濃厚接触者のうち10日以内に発症した人が95.7%だったことを理由に挙げた。(同)

 

コロナ治療薬候補「イベルメクチン」。東京都が抗寄生虫薬「イベルメクチン」の新型コロナウイルスに対する治療効果を調べる治験を、都立・公社病院で実施する方向で検討していることが26日、わかった。(同)

 

入院拒否に懲役 削除へ調整新型コロナウイルス感染症に対応する感染症法の改正案について、与党は、感染者が入院措置を拒んだ場合に科せる懲役刑の導入を見送る方向で調整に入った。野党側が強く反対しているためだ。(朝日新聞1月27日)

 

WHOで感染症危機対応 進藤奈邦子さん。-欧州は対応に苦慮し、ロックダウンを繰り返している-国民に感染症への理解が共有されておらず、最初のロックダウンをせざるを得なかったのは理解できなくもない。ただロックダウンは時間稼ぎ。その間に接触者を追跡できる態勢を整えるべきだったが、患者が減り、みんなバカンスに行った。9月に学校や仕事が再開して感染がまた爆発し、同じことを繰り返した。感染症対策では、移動や貿易への影響を最低限にするのが国際保健規則の精神。ロックダウンは本来、人権や倫理的観点から非常に問題がある。 -ワクチン接種が進めば収束するかー疑問が残る。ワクチンで重症化は防げても、感染自体は防げないかもしれない。飲食店やナイトクラブにまた人が密集すれば、感染が再び広がるかもしれない。簡単な解決策を探しがちだが、感染症対応には地道さが必要だ。重要なのは、きめ細かな調査と監視だ。医療従事者への誹謗中傷は絶対にやめなければならない。離職者が増えれば、入用崩壊が起きる。(同)

 

(コメント)

ワクチン接種の国内準備が進められようとしている。

スケジュールも大雑把なものが出てきた。期待が高まっているが、WHOの進藤さんのコメントにもあるように、ワクチンがすべてを解決してくれるかどうかはわからない。

重症化リスクは防げるが感染は防げないかもしれない。

インフルエンザワクチンがそうだ。

今後も三密を厳密ではなくて意識した生活スタイルをしていく必要があるのではないか、と近頃は考えるようになった。なぜなら、新型コロナウイルスが収束しても同じようなウイルスは自然界にたくさんあるからだ。