歴史が面白い245

令和3年2月15日

  <2月15日>

ワクチン接種 ようやく始動新型コロナウイルスワクチンの国内でのせっしゆが17日、欧米に2カ月遅れて始まる。医療従事者から着手する。臨床試験で発症予防効果が確認されており、経済の回復を後押しできる可能性がある。円滑な普及には、デジタル化した流通や履歴管理のシステムを有効活用できるかが問われる。(日本経済新聞2月16日)

 

コロナ回復患者受け入れ。東京都内の介護老人保健施設老健)が2月中旬から、新型コロナウイルスから回復した入院患者を受け入れる。都内の事業者でつくる都老人保健施設協会が窓口となり、第1弾として10カ所程度の受け入れ可能施設を情報提供する。高齢の感染者は回復後も身体機能が弱り、退院が難しいケースがある。高齢者を日頃から受け入れている老健施設が受け皿となり、コロナ病床逼迫の緩和につなげる。

同協会には都内の160程度の老健事業者が参加しており、協会ホームページを通じて受け入れ可能施設と定員に関する情報を発信する。10以上の施設が受け入れに前向きな姿勢を示しているという。各施設で数名ずつ受け入れ、段階的に受け入れ施設や規模を増やす方向だ。(同)

 

GDP11年ぶりマイナス内閣府が15日発表した2020年の国内総生産(GDP)速報値によると、物価変動の影響を除いた実質GDPは前年比4.8%減だった。リーマンショックの翌年の09年(5.7%減)以来、11年ぶりのマイナス成長で、下げ幅は比較可能な1995年以降、2番目の大きさとなった。(読売新聞2月16日)

 

武漢コロナ感染 19年末に1000人。WHOの国際調査団による調査で、中国湖北省武漢市では2019年12月、新型コロナウイルスの感染がこれまで確認された以上に広がっていた可能性があることがわかった。米CNNが15日、調査団を率いたピーター・ベンエンバレク氏の証言として報じた。

証言によると、調査団は19年12月に武漢などで確認された174の症例について中国から情報提供を受け、調査した。その結果、174人は重症だった可能性が高く、武漢の全体の感染者は1000人以上いたと推定されるという。(同)

 

ワクチン副反応「接種後4時間まで」報告厚生労働省は15日、新型コロナウイルスのワクチンの副反応の一つで、急性の重いアレルギー症状「アナフィラキシー反応」について、接種後4時間までに起こった場合に医療機関から報告を求めることを決めた。(同)

 

 

(コメント)

コロナ回復患者の受け入れを老健施設が行うとのことだ。

そもそも老健施設は介護保険が適用される施設で、入院していた高齢者が退院後に自宅に戻るまでの間に利用することが多い。食事や入浴などの介護のほか、医療ケアやリハビリにも対応する。したがって、コロナに感染した高齢者の退院後のケアに対応する体制が整っている。

 

都内の15日時点のコロナ入院患者数は約2300人で、高止まりしている。その7割が60歳以上が占めているという。

そもそも、コロナで入院する人は高齢者であり、そのケアは高齢者施設にゆくゆくは組み込まれて行かないと医療態勢が回らない。

コロナもだんだん世の中に自然な形で組み込まれていく形が整えられていく感がする。