大吉日記

今まさに大きな歴史が動いている。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行だ。毎日毎日新しいニュースが世界中から入ってくる。コロナの話は毎日、テレビや新聞に載っており、その時々はよくわかったつもりになっているが、後で振り返ると多分記憶がぼんやりとして、少し詳しく人に話せるものにはならないだろう。今まで起きた心に残るような大事件やイベントにおいてそうであったから、今回はそうならないように、毎日の新聞記事を中心に書き記しておきたいと考えた。

歴史が面白い251

令和3年2月21日

  <2月21日>

基礎疾患は自己申告検討河野太郎規制改革相は21日のNHK番組で、新型コロナウイルスワクチン接種で高齢者の次に接種対象となる基礎疾患のある人について自己申告制を検討する考えを示した。理由として自治体が基礎疾患の有無を把握できないほか、医療機関で診断書を出すのに手間がかかる点を説明した。(日本経済新聞2月22日)

 

コロナ重症者、血栓症多く新型コロナウイルス感染症の患者に起きる血栓症に関する国内の調査が進む。欧米に比べて症例は少ないが、重症者では頻度が高い。

厚生労働省の研究班が日本血栓止血学会や日本動脈硬化学会と、2020年8月末までに全国100以上の医療機関に入院した約6千人を調べた。発症したのは1.86%の105人、軽症や中等症では0.59%だったが、人工呼吸器やECMOを必要とする重症者では13.2%に達した。

なりやすい患者を探る研究も進む。体格指数(BMI)が高い傾向があり、入院中に人工呼吸器が必要となるなど重症化しやすかった。(同)

 

公立病院 コロナ病床3%新型コロナウイルス対策で自治体運営の公立病院の活用が十分進んでいない。公費が注入され、感染症対応で中心的役割が期待されるのに、コロナ対応に転換した病床は3%程度にとどまる。長野県松本市などが取り組む「松本モデル」のように政治的判断で転換し、民間病院などとの役割分担が不可欠だ。

松本医療圏では松本市立病院のほか、設立母体の異なる複数の病院があるが、重症度別の受け入れ先やコロナ以外の患者を担当する病院を明確にし、地域全体で通常診療への影響を少なくした。

連携のきっかけは初の緊急事態宣言が発令された昨年4月、市立病院のコロナ病床を大幅に増やす方針を臥雲義尚・松本市長が決めたことだ。市立病院が感染症対応用の6床以外に一般病床を転換し最大37床を確保。市立病院では対応が困難な重症患者は国立病院や大学病院などが対応し、民間の相沢病院は透析中の患者や中等症患者を受け入れるなどの分担が決まった。(同)

 

イスラエル、都市封鎖緩和。世界最速のペースで新型コロナウイルスワクチンの接種が進むイスラエルは21日、昨年12月からのロックダゥンを緩和した。

政府は接種を完了した人には新たな証明書を発行し、一部施設への入場には提示を求める。同国は昨年12月にワクチン接種を始め、人口の5割が少なくとも1回の接種を済ませた。全2回の接種を終えた人は3割に達する。新規感染者は減少傾向にある。(同)

 

「2回接種 95%予防効果」イスラエル保健省は20日、米製薬大手ファイザー新型コロナウイルスワクチンを全2回接種することで、発症を予防する効果が95.8%あったと調査結果を発表した。(同)

 

東京の感染者数 下げ止まり傾向。東京都内で、新型コロナウイルスの感染者数が下げ止まりの傾向を見せ始めている。2度目の緊急事態宣言が3月7日まで延長される中、都は新規感染者数(1週間平均)を前週比7割に抑える目標を掲げるが、ここ数日で前週比は9割近くで減少幅が鈍化。行動範囲が広い若者の感染も目立ち始め、再び増加に転じないか懸念する声も出ている。

医療提供体制はどうか。1月に3千人を超えていた都内の入院患者は21日時点で2035人で、病床使用率は4割台まで下がった。ステージ4の目安の50%は下回ったものの、依然として高い水準で推移している。(朝日新聞2月21日)

 

エクモ 命を支える最後の砦。エクモ治療では一般的に患者1人に最大で医師5~6人、技師2人、看護師2~3人が必要とされる。チームを指揮する医師には2年以上、エクモを扱った経験が求められる。エクモは全国に約2200台あるが、動かすための医療スタッフが足りず、各施設の申告では同時に受け入れられるのは500人程度に過ぎない。コロナ禍のこの1年で、今月20日までに289人が回復してエクモが外れ、現在は47人が治療中だ。

一方で、肺の回復が見込めなくなったとしても、エクモを使い続ければ生命を維持できる。治療を続けるのか、中止するのか、明確なルールはない。

一人の患者にいつまでエクモを使い続けるか。エクモの治療日数は今月14日時点で3週間以上が391人中105人(27%)を占める。高齢者で2~3ケ月に及ぶこともあり救命率も落ちていく。エクモは患者の肺を休めて回復を待つ間の代替機器とされる。(同)

 

(コメント)

コロナの重症者に血栓症が多いという。

 

日経サイエンス(2021年3月)にエール大学の岩崎明子教授の論文が載せられている。

私たちは現在、SARS-CoV-2感染症(新型コロナ感染症)の重症度が患者によってなぜこれほど大きく異なるのかを理解し始めている。まったく症状の出ない人もいれば、せきや発熱がある人もいる。最も重篤な患者は命を脅かす重い肺炎を患い、「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)」となる。

現在、このウイルスがSARS-CoVやMERS-CoVと同様に免疫系を暴走させる場合があり、その結果として起こる炎症がARDSや一連の危険な症状につながることがわかっている。

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一部のCOVID患者では免疫応答の暴走が全身にダメージを与え、血栓や心臓障害、さらには臓器不全を引き起こすことがわかっている。最も重篤な症例は集中治療室(ICU)での治療が必要となる。

 

自己の免疫系が暴走することで、血栓や心臓障害、臓器不全を起こすという。このウイルスは防御となるべき免疫系を狂わせ、自身に襲い掛からせるのだ。このウイルスの恐ろしさがわかる。