大吉日記

今まさに大きな歴史が動いている。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行だ。毎日毎日新しいニュースが世界中から入ってくる。コロナの話は毎日、テレビや新聞に載っており、その時々はよくわかったつもりになっているが、後で振り返ると多分記憶がぼんやりとして、少し詳しく人に話せるものにはならないだろう。今まで起きた心に残るような大事件やイベントにおいてそうであったから、今回はそうならないように、毎日の新聞記事を中心に書き記しておきたいと考えた。

歴史が面白い252

令和3年2月22日

  <2月22日>

出生数最少87万人厚生労働省が22日発表した人口動態統計速報によると、2020年の出生数は前年比2.9%減の87万2683人と5年連続で過去最少となった。婚姻数は12.7%減の53万7583組で、減少率は1950年以来70年ぶりの大きさ。新型コロナウイルス禍で婚姻の先延ばしもあったとみられる。(日本経済新聞2月23日)

 

コロナ病床、英米の1割。国内で新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床の割合が欧米の10分の1以下にとどまることが分かった。全病床に占めるコロナ病床の割合は1月下旬時点で0.87%と、英国の22.5%や米国の11.2%に比べ桁違いに少ない。平時から医療機関の連携が密な海外と違い、日本は病院間の役割分担が不明確で柔軟に病床を確保できない実態が浮かぶ。

累計感染者数2800万人超の米国。地域ごとなどに400以上あるとみられる非営利組織「医療事業体」に多くの医療機関が属する。患者情報を共有し、入院や転院を受け渡しする土台にもなる。職員10万人規模の事業体もあり、大規模化している。コロナ対応も専門病院の指定など「選択と集中」が進む。

日本は確保した病床を有効活用するために大病院はコロナ患者に集中し、小規模病院が他の医療を受け持つような役割分担も進んでいない。実は日本でも病院運営を柔軟にする「地域医療連携推進法人」という仕組みが17年に始まっている。官民を問わず病院間で病床を融通したり、医療従事者を配置転換したりできる。この制度も活用は広がっていない。(同)

 

接種1回 効果検証自民党新型コロナウイルスに関するワクチン対策プロジェクトは22日、党本部で会合を開いた。米製薬大手ファイザーのワクチンに関し、1回のみの接種でも効果があるかPTで検証する方針を確かめた。(同)

 

露ワクチン欧州売り込み。ロシアが新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の欧州への売り込みを加速させている。ワクチン調達が難航している欧州の苦境に乗じて浸透を図る構えだ。(読売新聞2月23日)

 

関西3府県 解除要請へ新型コロナウイルス対策として10都府県に発令されている緊急事態宣言について、大阪、京都、兵庫の3府県は、宣言を今月末で解除するよう政府に申し入れることを決めた。愛知県も今月末の解除を希望している。政府は知事の要請を踏まえ、26日に専門家の意見を聞いて最終判断する。(同)

 

「超過死亡」欧米より少なく厚生労働省の人口動態統計速報で、昨年の全死亡数は、コロナ禍にもかかわらず11年ぶりに減った。死亡数を客観的に比較できる「超過死亡」でみても、日本は欧米に比べ大幅に少ない。一方で、出生数の減少には歯止めがかかっていない。

日本の昨年の全死亡数は約138万人で、前年より9373人減った。死因別では、昨年1~9月、肺炎死が前年同期より1万2456人減の5万8822人だった。インフルエンザは同2314人減、心疾患は同4573人減などと軒並み減少した。

新型コロナウイルスの死亡数は各国で報告基準が異なるため、単純比較は難しい。注目されるのが「超過死亡」という指標だ。

米国49万人、ロシア35万人、英国11万人の超過死亡が出た。欧米でもインフルエンザ患者が大きく減っているが、新型コロナの感染爆発がそれに増して死亡数を増加させたことを物語っている。一方、日本は超過死亡でも、マイナス2万1000人と逆転し、死亡数が減ったことを裏付けた。フィリピンでもマイナス2万2000人、台湾は同5600人など東アジアでは超過死亡が少ない。中国はデータがない。(同)

 

(コメント)

日本の昨年の死亡者が11年ぶりに減ったという。どうやらインフルエンザの流行がなく肺炎などの死者が減ったことによるものらしい。

比較可能な超過死亡では欧米が増えているのに、日本はここでも減少している。

これは東アジア諸国に共通する傾向だ。

欧米に比べ超過死亡の少ない原因はよくわかっていない。過去にかかった類似のウイルス(これは今回の新型コロナウイルスとは異なるほかのコロナウイルス)による免疫記憶が影響したなど仮説があり、「ファクターX」とも呼ばれている。

 

日本は医療提供体制で欧米に後れを取っており、病床の確保もままならない。いわば人災ともいえる。しかし、日本人全体としては理由は定かではないが、欧米よりウイルスに打ち勝っている。皮肉なものである。

しかし、忘れてはならないことは出生数の減少である。これは日本にとって将来にわたり影響する問題だ。