歴史が面白い254

令和3年2月24日

  <2月24日>

大阪・愛知など解除検討。政府は新型コロナウイルスに対応する緊急事態宣言について、大阪や愛知などの先行解除を検討する。宣言の期限である3月7日より前の2月末での解除を目指す。首都圏の1都3県は新規感染者数の減少傾向が続けば3月7日で解除する方針で、来週に最終判断する。(日本経済新聞2月25日)

 

高齢者接種4月12日から。政府は24日、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種を4月12日に始めると発表した。限定的に始め、徐々に規模を拡大する。全市町村にワクチンを配送するのは4月26日の週になる。(同)

 

「感染減少スピード鈍化」新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は24日、足元の感染状況について「新規感染者数は2月中旬以降減少スピードが鈍化しており下げ止まる可能性もある。リバウンドにも留意が必要」との評価をまとめた。

夜間の人流に再上昇の動きがあり、千葉では新規感染者数が増加に転じる動きも見られるとした。(同)

 

全市町村配布 4月中に新型コロナウイルスワクチンの3月以降の供給日程が一部見えてきた。河野太郎規制改革相は24日、ファイザー製の第3便で最大53万回分が3月1日に到着すると明らかにした。これを含め、3月は最大230万回分以上が届く。4月中には高齢者分の配送が全市町村に広がる。最終的に一般向けに接種を拡大するまでの日程はなお不透明で、自治体は準備の遅れに不安を募らせている。(同)

 

他社製も準備進む。米ファイザー製以外の新型コロナウイルスワクチンも国内での使用に向け準備が進んでいる。

アストラゼネカは2020年8月から国内で実施している臨床試験(治験)のデータを3月中に厚生労働省に追加提出する予定だ。ファイザーについで国内で2番目のワクチンとして承認される可能性がある。

米バイオ企業モデルナのワクチンは1月下旬から国内で治験が始まっている。結果は4月にも出る見通しで、5月までの承認取得を目指している。(同)

 

板橋の介護施設42人のコロナ感染板橋区は24日、区内の高齢者介護施設で入所者31人、退所者2人、職員9人の計42人に新型コロナウイルスの感染が確認され、クラスターが発生したと発表した。

区によると、今月4日に職員1人の感染が判明。濃厚接触者や発熱などの症状が出た人を検査していた。同施設は4日から入退所を停止している。(読売新聞2月25日)

 

(コメント)

板橋区クラスターが発生し、42人の感染が確認された。

記事によると4日に職員1人に感染が確認され、同日施設の入退所を停止し、濃厚接触者の検査を開始したとのこと。

区のホームページによると、

最初の1人が確認された翌日の5日、自主的に入所者および入所者に関わる職員全員の抗原検査を実施し、4名の陽性者を確認。

8日にクラスター対策としてPCR検査が始まり陽性者が確認されていく経緯だ。

 

板橋区での介護施設クラスターは11例目で、最初の初動が適切である。

施設の入退所を1人目の確認当日に停止している。これにより最初の封じ込めができていおり、それからクラスター対策で濃厚接触者を確認していく流れとなった。

 

コロナを1年間経験してきたが、高齢者施設が医療機関と合わせて感染防止対策の肝である。ここで感染を防ぐことが重症化患者や死亡者を減らすことになる。