歴史が面白い285

令和3年3月27日

  <3月27日>

下水分析し兆候報告。下水に流れ出た新型コロナウイルスを検出し、流行の拡大や変異ウイルスのまん延をいち早く捉える試みが注目を集めている。誰が感染したのかまでは特定できないが、下水を通じて地域全体の感染状況がわかる。国内で流行の「第4波」が心配されるなか、大学と企業が分析サービスを始めるほか、分析の制度を上げる研究が相次ぐ。データが集まれば、感染の再拡大を防ぐ対策にどう役立てるのかも問われる。

北海道大学塩野義製薬などは共同で、4月にも自治体向けに分析サービスを提供する。PCR検査などをロボットで自動化し、ウイルスを早期に検知できるようにする。サービスは有償の方針で、既に自治体から相談が来ているという。

海外でもオランダが下水中のウイルス量を分析し、流行把握や対策強化につなげようとしている。(日本経済新聞3月28日)

 

花見に人出 一部で密。新型コロナウイルス感染拡大による年明けからの緊急事態宣言が解除され、首都圏では初めての週末を迎えた。天候にも恵まれ、行楽地を中心に各地で多くの人出が見られる一方、感染拡大を懸念する声も漏れた。

春らしい気温で晴れ渡った27日、桜の名所として知られる上野公園には午前11時ごろから花見客が集まり始めた。園内の標準木は26日に満開となり桜の見ごろがピークを迎えたうえ、28日には雨の予報もあり、正午すぎには桜並木のある通りは花見客同士の肩が触れ合うほどの「密」状態になった。(同)

 

聖火リレー沿道に人垣。東京五輪聖火リレーは福島ルート最終日となった27日、内陸部の自治体に到着した。大会組織委員会や開催自治体は新型コロナウイルス感染対策として、観客に密集した状態にならないよう呼び掛けていたが、人口が多い市街地の沿道では人垣ができる場所があった。(同)

 

 

(コメント)

下水分析でコロナ感染を検出するという試みが凄い。

無作為サンプリングで市中の感染状況を調べる試みはあるが、コストも手間も大変だ。

北大によると、およそ10万人中に感染者が1人でも検出できるという。

十分な精度で使えるのではないか。

それにロボットによる自動化のプランもあるという。コロナ終息後も違った感染症が出てくる可能性もある。

これを使えば今後も継続して監視ができるので、インフラ投資としても十分価値がある。