大吉日記

今まさに大きな歴史が動いている。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行だ。毎日毎日新しいニュースが世界中から入ってくる。コロナの話は毎日、テレビや新聞に載っており、その時々はよくわかったつもりになっているが、後で振り返ると多分記憶がぼんやりとして、少し詳しく人に話せるものにはならないだろう。今まで起きた心に残るような大事件やイベントにおいてそうであったから、今回はそうならないように、毎日の新聞記事を中心に書き記しておきたいと考えた。

歴史が面白い301

令和3年4月12日

  <4月12日>

ワクチン高齢者接種開始新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種が12日、国内で始まった。大きな混乱こそ起きていないが、65歳以上の3600万人に対して現状の供給量は十分ではない。当初6月中と見込んだ高齢者接種カンリョウハ月以降にずれ込む見通しだ。(日本経済新聞4月13日)

 

ワクチン配分で地域差新型コロナウイルスワクチンの配分に極端なばらつきが生じている。国がすべての市区町村に4月供給分のワクチン接種の機会を設けることを優先した結果、接種できる対象が全住民に広がった自治体と、人口の1%にも満たない都市が出ている。ワクチン供給が本格化する5月以降、地域間で融通するなど全体として接種の効果を高める戦略が必要になる。(同)

 

ワクチン2回接種後感染新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人のコロナへの感染例が石川県で確認された。県立中央病院に勤務する女性の派遣職員で、3日に2回目の接種を完了していた。加藤信勝官房長官は12日の記者会見で「接種で十分な予防効果は期待できるが、完全に発症を予防できるものではない」と注意を促した。

加藤氏によると、米ファイザー製のワクチンに関する海外の治験では2回目の接種から7日経過した以降に発症する例が2万人強のうち9件確認されたという。(同)

 

「まん延防止」初日夜の人出新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が東京、京都、沖縄の3都府県に適用されたことを受け、3都府県の12日の夜間の人出を分析した。先行して適用された大阪府兵庫県に近い京都府のほか、沖縄でも1週間前と比べて減った。一方、東京は小幅減少にとどまった。東京の人出をどう抑制するかが課題となる。(同)

 

接種進む英 近づく正常化。英国政府は12日、新型コロナウイルス対策のロックダウンを緩和した。3月から3度目で、新たにパブや小売店などが営業を再開した。緩和が進む背景は、人口の半分近くがワクチンを接種し、死者や感染者が減っていることだ。経済成長が急回復するとの予測も出ており、ワクチン調達で後れを取るドイツやフランスなど他の欧州各国との差が鮮明となる。(同)

 

「見回り隊」、都内で始動。東京都は12日、都内の飲食店による新型コロナウイルスの対策状況を見回って確認する活動を始めた。手指消毒や換気など20項目をチェックし、点検済みの店舗には証明書を交付する。

約12万店舖に対する見回りを6月ごろまで進める。20人でスタートし、今後は200人程度までの増員をめざしている。(同)

 

日本人6割 免疫効果低下か。米国で流行している新型コロナウイルスの変異型に対し、日本人の6割は免疫の効果が低くなる可能性があるとする解析結果を、東京大や熊本大などの研究チームが明らかにした。日本でもこの変異型が広がった場合、ワクチンの効果が下がるなどの影響が出る恐れがあるという。

この変異型は、ウイルス表面の突起に「L452R」という変異を持つ。米疾病対策センターCDC)によると、米カリフォルニア州では3月中旬時点で感染者の56%を占めた。3月下旬には沖縄県でも1例見つかった。

チームは、白血球の血液型ともいわれる「HLA(ヒト白血球抗原)」に注目。日本人の6割が持つ「HLAーA24」というタイプの白血球は、L452R変異に対し、免疫効果が弱くなることが細胞実験で確かめられたという。L452R変異は感染力を高める可能性も指摘されている。(読売新聞4月13日)

 

(コメント)

日本人の持つHLAが免疫効果が弱いという。

HLAとは何か。調べてみた。

HLA(Human leukocyte antigen:ヒト白血球抗原)はヒトのMHC(Major Histocompatibility Complex:主要組織適合性複合体)です。1954年に白血球の血液型として発見されました。その後、HLA抗原はほぼすべての細胞と体液に分布していることが分かってきました。
HLA抗原は、「自己」と「非自己」の識別などの免疫反応に重要な役割を果たしています。すなわち、外部から侵入した細菌やウイルスなどの非自己な病原体を選別し、病原体由来のペプチドを結合してT細胞に提示することで、免疫の働き手であるキラーT細胞やB細胞などに危険情報を伝えます。

(株式会社ベリタスのHP)

 

いわば細胞に入ってきたウイルスについて、「悪者がここにいますよ」という旗印を出す働きがある。旗が立っていないと、いくら攻撃力のある免疫細胞があっても出動できないということだ。

 

HLAは非常に個人差があり分子で、1万種類以上もあるという。

そこで、どのようなHLAを持っているかで、うまく表示できるウイルスとそうでないウイルスがあることになる。これをウイルス側からみると、強く提示できるHLAとそうでないHLAがあるということになる。(宮坂昌之大阪大学教授)

 

そこで今回の記事によると、日本人の6割が持つ「HLAーA24」というタイプの白血球は、コロナ変異型の「L452R」にはうまく表示できない(危険情報をうまく伝えられない)ということだ。

国によって感染者や重症者、死亡者に差があるということは、行動様式や基礎疾患などによる要因があるといわれているが、免疫システムの一部にも差があること分かってきた。