歴史が面白い322

令和3年5月3日

  <5月3日>

大阪 24日にも大規模接種防衛省は3日、新型コロナウイルスワクチンの大阪府の大規模接種会場を府立国際会議場に設置すると決めた。24日の接種開始をめざす。期間は3か月間で、自衛隊が運営する。医師や看護師資格を持つ自衛官が接種を担当する。(日本経済新聞5月4日)

 

コロナ下、心身衰弱 深刻。長引く新型コロナウイルス下の生活が、高齢者の身体機能や認知機能に影響を及ぼしている。自治体などの調査で、こうした機能が低下した「フレイル」が進行している実態が判明。緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」で外出自粛の呼びかけが続いており、専門家は地域で連携し、運動機会を増やす必要性を指摘する。(同)

 

北海道、まん延防止要請へ。変異した新型コロナウイルスの感染が広がり、自治体が対応を急いでいる。北海道は3日、「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請する方針を決めた。福岡県は飲食店への時短営業要請の対象を全域に拡大する。

北海道の鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長が3日に協議し、重点措置の適用を国に申請する方針で一致した。対象地域は札幌市を想定し、5日にも要請する。札幌市内全域に要請している午後9時までの時短営業要請を午後8時までに前倒しすることも決めた。(同)

 

PCR、インド型対応島津製作所は、インド型と呼ばれる新型コロナウイルスの変異ウイルスを検出するPCR検査用の研究試薬を開発した。感染拡大が懸念されるインド型に対応した試薬は国内企業で初とみられる。6月にも発売する。

感染が拡大している英国型などに対応した試薬も量産を始め、国内企業ではいち早く5月6日から発売する。(同)

 

インドから入国 陽性の50代死亡厚生労働省は3日、インドから入国し、成田空港での検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認された50歳代男性が、宿泊施設での療養中に死亡したと発表した。空港検疫で感染確認後の死者は4人目で、インドからの入国者では初めて。厚労省は遺伝子解析により、男性がインド型の変異ウイルスに感染していたかどうか調べる。(読売新聞5月4日)

 

インド在住邦人 コロナ感染死亡。インドの首都ニューデリー在住の40歳代の日本人女性が新型コロナウイルスに感染し、死亡したことが3日、在インド日本大使館への取材で分かった。インドで新型コロナへの感染により、邦人の死者が確認されたのは初めてとみられる。インドでは100人以上の日本人の感染が確認されているという。(同)

 

 

(コメント)

フレイルという言葉がある。

虚弱や老衰を意味する英語「Frailty」が語源で、加齢に伴う体重の減少や筋肉量の減少、認知機能の低下など肉体的・精神的な衰えを指す。

高齢者が要介護状態に陥る前の中間的な段階とされる。

2014年、日本老年医学会がひきこもりといった社会的な要素も含めた多面性を表現する狙いで「フレイル」という用語を使うことを提唱した。

長引く新型コロナの自粛生活が高齢者の心身に影響を及ぼし、「フレイル」が進行しているという。

大阪市の担当者は各地域での運動教室について「主催者の判断になるが、感染対策をとりながら続けてほしい」と呼びかける。

 

それで思ったのだが、私は東京都に住むが、近くの公園では早朝体操を行っている高齢者の団体がいる。

2回目の緊急事態宣言では集まりは中止されていたが、今回は続いている。

フレイルが意識されてきたのかと思う。

 

コロナによる自粛生活、特に高齢者に対してはそれが長期化してきた。

もちろん高リスク層であるが、コロナとの付き合いもだいぶ分かってきた。

これからは自粛でなにもしないのではなく、リスクに考慮しながらメリハリをつけた生活をしていかないと、今度はフレイルのリスクの方が大きくなる。