歴史が面白い352

令和3年6月2日

  <6月2日>

国内接種、1000万人超す。国内で新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人が1日時点で1000万人を超えた。医療従事者向けは対象の97%が1回目の接種を終え、65歳以上の高齢者も15%ほどが済ませた。接種ペースは1日あたり平均56万回の水準で、菅義偉首相が目指す100万回の達成を急ぐ。(日本経済新聞6月3日)

 

高齢者接種「7月終了」99%新型コロナウイルスのワクチン接種が加速している。政府が2日発表した高齢者接種に関する調査によると、政府目標の7月末までの終了を見込む自治体が98.7%にのぼった。大規模接種会場の開設などが進み、早期接種の体制が整ってきた。(同)

 

インド型1週間で倍厚生労働省は2日、インドでみつかった変異した新型コロナウイルスの感染事例を国内で53件確認したと明らかにした。5月24日からの1週間で24件増えた。厚労省は全国での広がり具合を調べる検査体制の整備を進めている。(同)

 

変異型名称 国名使わず。政府は2日、新型コロナウイルスの変異ウイルスの名称について、今後はギリシャ文字のアルファベットを用いると発表した。

今後はそれぞれ英国型を「アルファ」、南アフリカ型を「ベータ」、ブラジル型を「ガンマ」、インド型を「デルタ」と呼ぶ。(同)

 

集団接種、20~30代先行。東京都新宿区の吉住健一区長は2日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、高齢者や基礎疾患のある住民らの優先接種後、20~

30代を先行させる方針を示した。20~30代は40~50代に比べてかかりつけ医がいない場合が多く、個別接種を促しにくいことに対応する。(同)

 

宿泊療養 活用2割どまり新型コロナウイルス感染の第4波が続くなか、自治体が確保する軽症者向け宿泊療養施設の活用が進んでいない。看護師が常駐し、自宅での療養に比べて体調の急変に迅速に対応できるが、全国の稼働率は2割にとどまる。高止まりする家庭内での感染を減らすためにも、宿泊施設での医療体制を整えて稼働率を高めることが急務だ。

都内では6月1日時点で療養が必要な軽症者のうち宿泊療養は1012人で、自宅療養は1200人を下回る。確保したホテルの稼働率は36%と低い。

大阪府では、中等症以上でも入院できないケースがあるが、1日時点の宿泊施設の稼働率は13%、利用者は537人にすぎず、自宅療養者は4897人で9倍以上に上る。

利用が進まない背景にあるのが制約の多さだ。外出禁止などを求めており、発症日から10日間が経過し、かつ症状が回復して72時間が過ぎなければ療養が解除されない。

個室が狭かったり、三食すべて同じ弁当が配られたりと、不便な生活を強いられる様子がSNSで広がると、利用を敬遠する動きや、施設から「脱走」する人もだ始めた。(同)

 

コロナ「インド型」警戒。首都圏自治体がインドで最初に確認されたインド型と呼ばれる新型コロナウイルスの変異ウイルスへの警戒を強めている。英国型などと呼ばれる変異ウイルスよりも感染力が強いとされ、ワクチン接種率が高まる前の感染拡大を懸念する。各自治体は独自に抽出検査を始めるなど対応を急いでいる。(同)

 

 

(コメント)

インド型(これからはデルタ型と言わなければならない)の検査を自治体で始めている。

インド型は感染が英国型の1.5倍とも言われ、また日本人の一部には免疫が効きにくいとも、なんとも強力な変異株のようだ。

それに対して国の対応が検査も一部で細々とするぐらいでなんとも緩いので、とうとう自治体で動き出したということだ。

ワクチン接種の体制強化で国は手いっぱいのようで、手が回っていないようだ。

しかし、インド株の実際の感染状態を把握するのは重要で、従来型の対応では防ぎきれないようだ。

世の中警戒のメッセージでマヒしていることから、具体的な数字をあげ、インド株の感染が拡大しており、従来の対策だけでは防げないという話をしないと聞きかない。

またいつの間にか感染急増するというパターンになる。

そこのところを知事会は危機意識を持ち、5月29日に政府に緊急提言をしたのだ。