歴史が面白い369

令和3年6月19日

  <6月19日>

大規模接種、1日9万回都道府県が独自に設ける新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で、1日に接種できる回数が計9万回に上ることが日本経済新聞の調査で分かった。政令指定都市が設ける大規模接種会場も含めると同14万回になる。21日から本格化する企業などの職場接種と合わせて、接種ペースが加速する。(日本経済新聞6月20日)

 

国内接種3000万回超す。国内での新型コロナウイルスワクチンの接種が18日時点で累計3000万回を超えた。高齢者向けの接種が本格化し、政府が掲げる「1日100万回」に近づく。21日から企業や大学での「職域接種」が本格的に始まり、ペースが加速する。(同)

 

百貨店、週末全館営業。緊急事態宣言の解除を受けて、多くの企業が21日以降、営業体制を見直す。三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店は約2カ月ぶりに週末の全館営業を再開する。(同)

 

五輪の屋外中継中止菅義偉首相と東京都の小池百合子知事は19日、首相官邸で1時間弱会談した。小池氏は東京五輪パラリンピックの大会期間中、都内6カ所に設置予定だったパブリックビューイング(PV)会場での競技中継を中止すると伝えた。

両氏は大会運営や新型コロナウイルス対策を議論した。人流抑制や感染防止を巡って意見交換した。(同)

 

(コメント)

東京都のパブリックビューイング(PV)が中止になった。

東京の感染は下げ止まりにあり、やや増加に転じようとする局面だ。

インド株の流行が危惧されており、現在感染の中心が20代の若者であることから、PVはリスクが大きい。

 

政府分科会の尾身会長の提言が出されている。

その要旨をあげると、

五輪開催にかかわらず存在するリスクとして、

〇宣言下でも首都圏の人出は増加の一途

〇夏休みの旅行や帰省で移動が増加

〇インド株の拡大

〇ワクチン接種が進んでも感染拡大

があり、

そのうえ五輪開催に伴うリスクとして

〇大会の規模や社会的注目度は他のイベントとは別格

〇観戦のため都道府県を超えた移動

〇一生に一度の記念で会食などの機会の増加や高揚感で警戒心が薄れる

〇観客や応援イベントの映像をみた人たちにも警戒心を薄れさせる

があり、

東京五輪は無観客開催が最も感染拡大のリスクが少ないので望ましいとしたうえで。

現行の大規模イベントの開催基準よりさらに厳しい基準で行うべき。

都道府県を超える人の流れを抑制するため観客は開催地に限ることを求める、としている。

 

さらにPVについては、不特定多数の人が集まる応援イベントを中止し、応援を目的とした飲食店などでの観戦の自粛要請を検討するよう求めている。

 

PVは自治体主導であり、地域住民からも反対の声が上がっている。これはまず中止するのが順当だ。

開催すれば、たしかにお祭り気分に列島全体がなるだろう。それは避けられないが、それをさらに増長するような流れは止めないといけない。

なんともつまらない話だが、こういう状況でGOするのだからいたしかたない。