歴史が面白い393

令和3年7月13日

  <7月13日>

酒販業者への依頼撤回。政府は13日、酒の提供を続ける飲食店との取引停止を酒類販売業者に呼びかけた依頼を撤回した。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を発令して地域で実施するよう求めていた。事業者や与野党からの反発が強まったため取り下げた。(日本経済新聞7月14日)

 

台湾などに追加供与。日本政府は台湾とベトナムインドネシア新型コロナウイルスのワクチンを100万回分ずつ追加で供与する。15日に英アストラゼネカ製のワクチンを送る。茂木敏充外相が13日の記者会見で表明した。

今回の分をあわせて台湾への供給量は337万回分、ベトナムは310万回分、インドネシアは200万回分となる。

茂木氏はカンボジアラオス、イランなどに計1100万回分のワクチンを発送する方向で調整に入っているとも明らかにした。(同)

 

WHO、3回接種「不要」。WHOは12日、新型コロナウイルスのワクチンについて3回目の接種をすべきでないとの見解を示した。追加接種が必要との科学的根拠はないとし、ワクチンの普及が遅れている途上国に優先供与するよう訴えた。(同)

 

「後期授業までにワクチン完了」萩生田光一文部科学相は13日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの接種に必要な申請を済ませた全ての大学について「後期の授業までに2回の接種を終えられる」との見通しを示した。文科省によると、今週末までに累計143大学が接種を始める見込みという。(同)

 

英封鎖解除、世論を二分。英国が、19日にイングランド地方のロックダウンを解除することを決めた。ワクチン接種が進み、死者と重症者が抑え込まれているためだ。だが、足元ではインド型(デルタ型)の流行で感染者は増加傾向にある。ウイルスとの共生方針は「無謀だ」として反対意見も少なくない。(同)

 

東南ア、医療逼迫の危機。東南アジアで新型コロナウイルスの感染が急拡大している。ワクチンの接種ペースを上回る勢いでインド型(デルタ型)が流行しているのが主な要因だ。大都市で病床使用率が9割を超えるなど医療体制が逼迫する国が相次ぎ、国際社会も支援を急ぐ。

インドネシアの13日の新規感染者数は4万7899人と過去最多を更新した。

タイでは首都バンコクで病床使用率が90%以上に達している。

6月からロックダウンを導入したマレーシアでは1日の新規感染が行動規制緩和の基準となる4000人を大幅に上回る状態が続いている。

ベトナム最大都市、ホーチミン市でも連日1000人以上の新規感染者が出ている。(同)

 

(コメント)

WHOがワクチンの3回接種は科学的に根拠がないとし、

その分を途上国に回せといっている。

 

海外では英国が70歳以上の高齢者や医療従事者などを対象に9月から実施すると発表している。その後対象者を広げていく方針だという。

韓国も検討に乗りだしたという。

時期的にいうと、つぎの冬のシーズンに向けての予防接種ということになる。

インフルエンザでいえば、ワクチンの有効期間切れや変異株向けの接種ということだ。

 

WHOからみればパンデミックは収まっていない。世界のどこかで感染が拡大しているのならそこでまた変異株が出現し世界的な流行になる。

その連鎖を抑えたいというところだ。

 

ファイザー社など3回接種は免疫がさらに飛躍的に上がるという。

これは当然のセールストークであるので第三者の検証が必要だ。

日本としては3回目の必要性はさらに先になる。

その時は国産ワクチンが選択肢に挙がってほしい。