歴史が面白い394

令和3年7月14日

  <7月14日>

都内感染 第4波超え。東京都では14日、新型コロナウイルスの新規感染者が1149人確認された。1000人を超えるのは5月13日(1010人)以来、約2カ月ぶりで、5月の「第4波」のピークだった1121人を上回った。

一方で、重症者は前日よりも4人減の54人、死者は4人で、いずれも増加傾向はみられない。(読売新聞7月15日)

 

 

(コメント)

東京の感染が本格化してきた。

14日の新規感染者は1149人で第4波のピーク(1121人)を超えた。

予想された増加スピードを上回るようだ。

五輪期間に大流行になり、医療崩壊にならなければと思う。

 

都のモニタリング会議によると、インド型(デルタ型)が増加しており、

スクリーニング検査では陽性率が21.5%で、20%を超えるスピードは英国型(アルファ型)より早く、急速に置き換わりつつある。

高齢層ではなく、50歳以下の感染が増加しており、若者の増加もあるが特に顕著なところは40歳代だ。

感染経路も職場が増加している。

まさに働く現場の中心層が感染の中心になってきた。

 

ワクチン接種も増えており、東京都の12歳以上で

1回目32.6%、2回目18.8%だ。

65歳以上では

1回目77.5%、2回目52.1%だ。

高齢者の感染と重症化が抑えられているのはワクチンの影響だという。

 

ここで注意しなければならないのは、ワクチンの効果だ。

ワクチンの効果が出るのは2回目の接種から7日後と言われている。

1回目のワクチンを接種した後はすぐには効果が出ないので、しばらくはマスクをするなど感染対策は今まで通り続ける必要がある。

ワクチン先進国の米国では、接種後マスクをせずに感染し他人に移すが、本人はワクチン効果で軽症に終わるという例が多く出ているという。

 

 

重症病床の追加急務。東京都内で新型コロナウイルスの重症者向け病床使用率が高まっている。6月に一時30%を下回ったが7月12日時点で43%に上昇し、国の指標で最も深刻な「ステージ4(50%以上)」が近づく。ワクチンを先行接種した高齢層で重症者の比率が低下する中で医療逼迫リスクが高まっており、都は病床の拡充などが急務になる。

病床逼迫を避けるため都も対応を急いでいる。重症病床(都基準)を第4波の時点から19床増やし392床としたほか、退院基準を満たす患者が入る後方支援病院に1500床用意した。(日本経済新聞7月15日)

 

2回接種完了 高齢者5割超。政府が14日発表した新型コロナウイルスワクチンの国内の接種状況によると、2回の接種を終えた65歳以上高齢者の割合が13日時点で50.4%と、半数を超えた。少なくとも1回の接種を済ませた高齢者の割合は78.4%と8割に迫る。政府は7月末までに希望する高齢者全ての接種完了を目指している。(日本経済新聞7月15日)

 

先渡し金 申請19日から。東京都は14日、新型コロナ対策で営業時間短縮などの要請に応じる飲食店への協力金先渡しについて、19日から申請を受け付けると発表した。申請から1週間程度で、まず4週間分を支給する方針。過去に協力金を受給した中小事業者が対象で、先渡し分は1店当たり112万円になる。(日本経済新聞7月15日)