歴史が面白い412

令和3年8月1日

  <8月1日>

「来年に3回目接種」検討厚生労働省は2回の新型コロナウイルスワクチン接種を終えている人に対し、2022年に3回目の接種を検討する。時間の経過とともに低下する免疫を高める効果を狙う。感染力の強い変異型ウイルスへの警戒が強まっているためだ。ワクチンの確保や費用負担の範囲、混合接種の是非など実施に向けた課題は多い。

日本経済新聞8月2日)

 

(コメント)

3回目の接種が必要になるらしい。

イスラエルは8月1日から高齢者を対象に接種を始め、

英国も9月から開始する検討に入ったようだ。

米国のCDCは7月8日に「現時点では、ワクチン接種が完了した人に追加接種は必要ない」「必要かどうかや、いつ必要かを、科学的根拠に基づいた厳格なプロセスで検討している」と声明を発表した。

米国のCDCは慎重な姿勢だが、ファイザーは8月中に3回目の追加接種の許可を米当局に申請する予定だ。

 

ワクチンの効果は半年まででそこから効果は減っていくという。

変異株に対する効果の低下も明らかになってきた。

日本政府は1回目の調達遅れの反省から早くも契約に動き出している。

米モデルナや米ノババックスと合計2億回分の確保をめざしている。

 

2回目までの今回調達した費用はワクチン購入費は7000億円を超え、関係費の総額としては2兆円弱にのぼるとみられる。

3回目も臨時接種なら公費で賄うことになり、インフルエンザなどの定期接種なら実費徴収になる。

今後も公費負担となると増税しないと負担しきれないのではないか。

来期の確保に政府は前のめりになっているが、位置づけを固めたうえで進める必要はある。

 

首都圏近隣で要請検討の動き新型コロナウイルスの緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」を国に要請する動きが首都圏の近隣を中心に広がっている。茨城県が宣言要請の検討に入ったのに続き、栃木県は2日にも重点措置適用を求める。全国知事会も1日、国に機動的な対応を求める緊急提言をまとめた。(日本経済新聞8月2日)

 

ファイザーのコロナ治療薬 飲み薬 日本で治験検討。米製薬大手ファイザー新型コロナウイルス治療に使う飲み薬タイプの候補物質について、臨床試験(治験)を日本でも始める検討を始めた。海外では最終段階の地研を7月から始めており、日本の参加について厚生労働省などと協議を進めている。入院せず自宅などで療養する患者への投与を想定しており、実用化できればコロナ治療に携わる医療機関の負荷を減らせる。

国内でも飲み薬の開発が進んでおり、米メルクは日本法人のMSDを通じて、軽症者向けの新薬候補で最終段階の治験を6月に始めた。ほかに中外製薬塩野義製薬も治験中で、安全性や有効性を調べている。(日本経済新聞8月2日)

 

 

「夏休み移動中止を」新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の対象地域が2日から広がるのを前に、全国知事会は1日、オンライン会議を開いた。都道府県境をまたぐ夏休みの旅行や移動について、「原則中止・延期」を国民に呼びかけるよう、政府に求める緊急提言をまとめた。

国への提言では、新型コロナ対応の特別措置法の改正も含めた改善と、ロックダウンのような手法の在り方を検討することを求めた。(朝日新聞8月2日)