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令和3年9月20日

  <9月20日>

10代への接種 自治体探る自治体が新型コロナウイルスワクチンの10代への接種を急いでいる。12~19歳のうち2回の接種を終えたのは5.6%にとどまる。受験を控える児童生徒の間では接種を望む声が上がる。学校再開に伴い、子どもを介して親世代に感染が広がる懸念もある。希望する生徒らが円滑に接種を受けられる環境づくりが求められている。

日本小児感染症学会理事長の尾内一信・川崎医療福祉大特任教授は「子どもの重症化例はほとんどなく、一刻も早く打たなければならない年代ではない。副作用などを踏まえ、学校での集団接種は避けるべきだ」と話す。

日本経済新聞9月21日)

 

(コメント)

10代へのワクチン接種を迫っているという。

 

ワクチンは感染を防ぐことはできないことは最近の事例で分かってきている。

ワクチンは感染を防ぐものから、重症化しないためのものと、

政府のトーンも変わってきている。

日本小児感染学会理事長も「子どもの重症化例はほとんどなく、一刻も早く打たなければならない年代ではない」と言及している。

 

一方ワクチンの副作用は少ないがある。

厚労省の分科会報告によると、

年齢代別の副反応報告頻度が初めて出された。

頻度であるので100万回接種当たりの頻度に直されており、実際の件数ではない。

8月22日までのファイザー製ワクチンで

        全体の報告頻度   うち重篤    うち死亡

 10-19歳   170     21       0.8

同じく モデルナ製で

        全体の報告頻度   うち重篤    うち死亡

 10-19歳   482     38        0

である。

総務省の人口推計(2021年9月1日)で10代の人口は1089万人だ。

全員がワクチン接種したらこの10倍の数字となる。

報告頻度が 6520件となる。( =(170+482)×10 )

 

これはメリットがリスクを上回るという

ワクチン接種の合理化の理屈は通用しない世界のようだ。(了)

 

 

未成年 海外でも議論新型コロナウイルスワクチンの未成年への接種は海外でも議論になっている。

疾病対策センターCDC)は8月末、感染力の強いデルタ型により「感染したり入院したりする子どもが増えている」とし、接種可能な子どもはワクチンを打つことが重要だとの認識を示した。米カリフォルニア州の公立校では12歳以上の生徒に接種を義務付ける動きが出ている。

一方、英政府の諮問機関、ワクチン・予防接種合同委員会は9月3日、12~15歳の接種について、ほとんど重症化せず、まれに心筋炎を発症する副作用が報告されていることから「メリットはリスクをわずかに上回る程度」とし推奨しない方針を示した。

ただ、英政府の首席医務官は13日、12~15歳にも1回は接種すべきだとの見解をまとめた。

日本経済新聞9月21日)

 

米、入国に接種義務。バイデン政権は20日、米国に入国する外国人に新型コロナウイルスワクチンの接種を11月から義務付けると発表した。欧州などに課してきた入国禁止措置は取りやめる。日本を含むすべての外国人旅行客に適用する。ワクチンが普及してきたのに伴い、水際対策を見直す。

日本経済新聞9月21日)

 

 

5~11歳に有効性確認。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは20日、5~11歳の子どもを対象とする新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)で有効性が確認できたと発表した。12歳以上への投与量より少ない用量の接種で、十分な免疫反応が得られたという。

治験では5~11歳の約2300人を対象に、12歳以上向けの投与量の3分の1にあたる10マイクログラムを2回接種した。接種後の抗体の平均値は、通常量を接種した16~25歳のグループと、ほぼ同等だったという。副作用の強さも同程度だった。

ファイザー製ワクチンを巡っては、FDAの第三者委員会が17日、免疫効果を維持するための追加接種(ブースター接種)について、65歳未満への承認を追従しなかった。

日本経済新聞9月21日)

 

2カ月ぶり3000人下回る。国内で20日、新たに2224人の新型コロナウイルス感染者が確認された。全国で3千人を下回るのは7月19日以来。

東京では新たに302人が確認された。5日連続で1000人を下回り、7月5日(342人)以来、2カ月半ぶりに300人台となった。

日本経済新聞9月21日)

 

英、ワクチン「12歳以上」。英政府は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種の対象を16歳から12歳に引き下げた。新たに約300万人が学校などで接種を受けることになった。

(読売新聞9月21日)