歴史が面白い495

令和3年10月23日

  <10月23日>

「#自治体、独自に抗体検査。

 #コロナ飲み薬 来年生産2倍。

 #デルタ型、世界で変異。

 #英コロナ感染1日5万人。

 #感染者半数に少量の変異株。

 #5~11歳への有効性「90%超」。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

自治体、独自に抗体検査。新型コロナウイルスのワクチン効果がどのくらい持続するのか、自治体が検証する動きが広がっている。感染や重症化を防ぐ働きがある抗体の量がワクチン接種後にどう推移するのか住民への抗体検査で調べ、国が12月開始を打ち出した3回目接種の対象・時期の判断材料などにする。データは公開し広く役立てる。

日本経済新聞10月24日)

 

(コメント)

自治体がワクチン効果を独自に調べるという。

国が十分な説明もなく、海外の動きをなぞるように3回目接種に動いているからだ。

大阪府泉佐野市、福島県相馬市、東京都、石川県だ。

泉佐野市では、府内で接種完了者が死亡したり、重症化したりする事例が出ており「2回接種していても、感染対策が必要となると市民に周知する」(千代松大耕市長)ことが主眼だという。

 

国はワクチン接種そのものの広報には熱心だが、ブレークスルー感染とその対策3回目接種については説明がない。

接種現場での不安に答えていないことになる。

本来はこの種の調査は国の国立感染症研究所などが率先して行うのが筋だ。

コロナ対策はこれに限らず、国が後手に回り、

フットワークのよい自治体が先手を打つ展開が続く。(了)

 

 

コロナ飲み薬 来年生産2倍。米製薬大手メルクは新型コロナウイルスの飲み薬候補「モルヌピラビル」について、2022年に年間2000万回分生産することを明らかにした。供給量を21年比で倍増させる。生産拠点も世界で分散し、需要に応じて速やかに供給できる体制を築く。日本では同薬の早期の承認申請や、日本政府との供給契約の準備を進めていることも明言した。

日本経済新聞10月24日)

 

デルタ型、世界で変異。世界中に広がった新型コロナウイルスのデルタ型が各地で変異を続けている。英国ではデルタ型から派生した「AY.4・2」と呼ばれる系統が拡大傾向にある。日本ではデルタ型の遺伝子配列の一部にアルファ型が混ざったウイルスが見つかった。デルタ型の中から感染力や病原性がさらに強い変異型が出現する可能性もあり、監視を続けることが重要だ。

デルタ型は既に約50の派生型に分かれている。WHOなどは現状、ウイルスの性質に大きな違いはないとして、元のデルタ型と派生型をひとまとめに「デルタ型」と呼んでいる。派生型には「AY」で始まる名前が割り振られている。日本では「AY.29」という派生型が主流で9割以上を占める。米国では元のデルタ型が半分程度、派生型の「AY.25」、「AY.4」、「AY.3」がそれぞれ十数%となっており、各国で流行の状況は異なる。

日本経済新聞10月24日)

 

英コロナ感染1日5万人。新型コロナウイルスのワクチン接種をいち早く進め、社会の正常化に向かった英国で、1日あたりの新たな感染者が5万人前後に増えている。専門家からは再び規制が必要との声が出ている。

英政府の22日の発表によると、新規感染者は4万9298人、死者は180人だった。感染者数は21日に5万2009人を記録した。

ジョンソン首相は22日、感染者数などの増加について「我々の想定から外れてはいない」と述べ、現時点で規制を導入する必要はないとの考えを示した。

英政府は引き続きワクチン接種を進め、1日あたりの死者が1300人を超えた今年初めのような危機は回避できると主張する。

(読売新聞10月24日)

 

感染者半数に少量の変異株。新型コロナウイルス感染者の半数近くは、体内に少量の変異したウイルスがあるという分析結果を、国際医療福祉大のチームがまとめた。

大半の変異は無害で影響は小さいと考えられるが、新たな変異株の出現を防ぐため、感染者を減らす重要性を裏付ける結果だ。

(読売新聞10月24日)

 

5~11歳への有効性「90%超」。米食品医薬品局(FDA)は22日、米製薬大手ファイザーが5~11歳の子供を対象に行った新型コロナウイルスワクチンの臨床試験の結果を公表した。発症を防ぐ有効性は90.7%に上り、発症した場合でも重症化しなかったという。FDAの諮問委員会は26日に会合を開き、ワクチンの子供への効果や安全性を議論する。

(読売新聞10月24日)