歴史が面白い508

令和3年11月5日

  <11月5日>

「#ファイザーのコロナ飲み薬 入院・死亡リスクの9割減。

 #メルクのコロナ飲み薬 「年内の実用化目指す」。

 #入国緩和、8日から。

 #18歳以下に10万円 検討。

 #杉並区 勤務先療養の感染者死亡検証。」

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ファイザーのコロナ飲み薬 入院・死亡リスクの9割減。米製薬大手ファイザーは5日、開発中の新型コロナウイルス向けの飲み薬の投与により入院や死亡するリスクを約9割減らせたと臨床試験(治験)データを公表した。緊急使用許可を得るため米食品医薬品局(FDA)に詳細なデータを提出するという。早ければ年内に米国で投与が始まる可能性がある。

開発中の治療薬「パクスロビド」を、発症後3日以内の患者に投与したところ、投与としていないグループに比べて入院・死亡リスクが89%減った。デルタ型など各種の変異ウイルスに対しても効果がある可能性があるという。

日本経済新聞11月6日)

 

(コメント)

ファイザーのコロナ飲み薬は、先に発表したメルクの飲み薬より効果が高そうだ。

条件が違うので単純比較はできないかもしれないが、効果の数字だけ見ると、メルク

が50%なの対してファイザーが89%だ。

 

コロナの治療薬には3タイプあるという。

中和抗体薬・・・ウイルスの細胞への侵入を防ぐ

抗ウイルス薬・・細胞内に侵入したウイルスの増殖を防ぐ

免疫抑制剤・・・ウイルスにうまく対処できず暴走した免疫を抑える

今回のファイザーやメルクの飲み薬は抗ウイルス薬だ。

 

何が違うのか。

メルクの詳しい説明は分からないが、ファイザーについては大阪大学医学部の忽那賢志教授による説明がある。

それによると、新しい抗ウイルス薬と既存の抗HIV薬とを組み合わせた合剤だという。

なんとHIVである。

コロナとは関係ないが、新しい抗ウイルス薬の血中濃度を高く維持する効果があるという。

この差が数字に出たと言いたいが、素人考えである。 

 

この後には塩野義の飲み薬の開発が続いている。

コロナに対して新しい展開が始まった。(了)

 

メルクのコロナ飲み薬 「年内の実用化目指す」。磯崎仁彦官房副長官は5日の記者会見で、米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルスの飲み薬の承認について答えた。「優先かつ迅速に審査し有効性、安全性が確認されれば速やかに承認の手続きを進める」と語った。「年内の実用化を目指し必要量の確保へ全力を尽くす」と話した。

日本経済新聞11月6日)

 

入国緩和、8日から。政府は5日、新型コロナウイルス禍で原則停止していた海外からの入国を緩和すると発表した。外国人の新規入国はビジネス目的や留学生、技能実習生に認める。ワクチンを接種したビジネス客は入国後の待機を最短3日に縮める。8日から適用する。

在留資格を持ちながら入国できない人は留学生が15万人、技能実習生が11万人程度いる。

日本経済新聞11月6日)

 

18歳以下に10万円 検討。政府・与党は、近く取りまとめる経済対策で、新型コロナウイルス拡大の影響に対する支援策として、18歳以下の子供1人あたり10万円相当を支給する方向で調整に入った。公明党は一律10万円を配ることを求めているが、政府内では一定の所得制限を設ける案が出ている。一律給付とするかどうか、来週以降、調整を本格化させる。

朝日新聞11月6日)

 

杉並区 勤務先療養の感染者死亡検証。新型コロナウイルスの感染者が急増した「第5波」のさなか、杉並区内の勤務先店舗で療養していた40代男性の感染者が保健所と連絡がとれないまま死亡する問題があり、区は5日、検証結果を区議会に報告した。電話に応答がない場合の対応をどこまで徹底するかの基準がなく、保健所間で引き継がれた情報の見落としもあったとしている。

朝日新聞11月6日)