歴史が面白い523

令和3年11月21日

  <11月21日>

「#3回目接種間隔「判断基準明示を」 知事会が緊急提言。

 #GoTo食事券販売の停止促す 農水省 年末年始に。

 #国むしばむ機能不全 コロナ下 自宅で尽きた命(ニッポンの統治)。

 #韓国「ウィズコロナ」に危機 規制緩和3週間 感染者再び増加。」

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3回目接種間隔「判断基準明示を」 知事会が緊急提言。全国知事会は21日、新型コロナウイルス対策に関する国への緊急提言をまとめた。ワクチンの3回目接種で「2回目から6カ月以上」の人にも認める例外措置について、実施する場合の判断基準を12月の開始前に明示するよう要望した。必要なワクチンを確実に供給することも求めた。

提言は12歳未満の子どもへの接種について対象人数の少ない地域に配慮し、複数の市町村で連携しやすくする仕組みづくりを求めた。海外の先行事例を踏まえ、効果や副作用に関する情報をわかりやすく発信することも要望した。

2回目接種を終えたか検査で陰性を証明できた人への行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」に関しては、具体的な運用方針を国民に広く周知すべきだと指摘した。接種証明は紙だけでなく、デジタル化を早急に進めるよう要請した。

日本経済新聞11月22日)

 

GoTo食事券販売の停止促す 農水省 年末年始に。農林水産省は外食の需要喚起策「Go To イート」のプレミアム付き食事券について、食事券の販売を終えていない35都道府県に対し、年末年始は販売を控えるように呼びかけた。今後、最低1~2週間、最大1カ月を目安として販売停止期間を設ける。

日本経済新聞11月22日)

 

国むしばむ機能不全 コロナ下 自宅で尽きた命 (ニッポンの統治)。「100年に1度」と呼ばれる危機が頻発する時代に日本がすくんでいる。新型コロナウイルスとの闘いで後手に回り、経済の回復が遅れ、台湾有事のような安全保障の備えもままならない。日本の統治はどこで機能不全が起きているのか。立て直せなければ国民の命が失われる。

自宅療養中に症状が急変して医師の手当てなくなくなった事例。自民党の国会議員だった塩崎恭久氏は厚生労働省の幹部に提案した。「保健所が持つ自宅療養者の情報をかかりつけ医に伝えてオンラインで診る仕組みをつくれないか」。医系技官は法律上、本人の同意なしに感染情報は出せないと説明し、今すぐ対応を求める塩崎氏と議論はかみ合わなかった。

「1つ1つの規則に拘泥するあまり、多くの顧客に便宜を計ってやることができない」という指摘は首相ー閣僚ー官僚の指揮系統が働きにくい「ギルド」で暮らす医系技官に顕著にあてはまる。日本が「コロナ敗戦」と呼ばれる状況に陥った原因の一つはここにある。

政治が自ら責任をとって官僚機構を動かそうとしなければ、彼らは縦割り組織やルールの壁の内側にこもり、保身を最優先するしかない。

未経験の危機が繰り返し世界を襲う21世紀。変化のスピードがかつてなく高まる中、統治機構を再構築しなければ、日本は世界から完全に取り残されてしまう。

日本経済新聞11月22日)

 

韓国「ウィズコロナ」に危機 規制緩和3週間 感染者再び増加。新型コロナウイルス対策の行動規制を今月1日から大幅に緩和した韓国で感染者数が再び増えている。重症者の病床使用率など政府が目安とする指標が悪化し、再び規制強化に追い込まれるかどうかの瀬戸際に立たされている。

21日の新規感染者数は3120人。5日連続で3千人を超え、18日には3292人と過去最多を記録した。21日の重症者は517人で、今月1日の343人から5割も増えた。全国の重症者用の病床使用率は66.6%だが、ソウルでは82.9%に達しており、政府が安定的に管理できるとする目安の「75%」を超えた。

政府や専門家が感染者増加の原因に挙げるのが、規制緩和による人の移動の増加だ。ワクチンの接種率は上がり、21日時点の接種率は78.9%に達した。接種の広がりを確認した政府は1日から「ウィズコロナ」と称して飲食店などの来客数や営業時間の制限を緩めた。人々はショッピングや外食に繰り出し、観光地もにぎわった。

もう一つの原因と考えられているのが、ワクチン接種から時間がたったことによる免疫効果の低下。

朝日新聞11月22日)