歴史が面白い532

令和3年11月30日

  <11月30日>

「#オミクロン 国内初確認。

 #米欧、追加接種急ぐ。

 #南アのオミクロン報告前 オランダ、既に感染者か。

 #同乗70人「濃厚接触」扱い。

 #都、病院も閲覧可能に。

 #都、ゲノム解析能力増強。

 #「既存ワクチン、有効性低い」モデルナCEO。

 #第5波並み想定、病院警戒。」

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オミクロン 国内初確認。政府は30日、新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」の感染例が日本で初めて確認されたと発表した。ナミビア滞在後に入国し新型コロナに感染していた30代男性について、ゲノム解析の結果で同型への感染が判明した。男性はナミビア国籍の外交官で、モデルナ製ワクチンの2回目接種を終えていた。

(日本経済新聞12月1日)

 

米欧、追加接種急ぐ。世界で感染確認が相次ぐ新型コロナウイルスのオミクロン型に対し、水際対策に加え、欧米各国が追加のワクチン接種を急いでいる。専門家の間では、オミクロン型に対する既存ワクチンの有効性は低下するとの指摘がある一方、重症化を防ぐのに一定の効果はあるとの見解もある。初のオミクロン型の感染例が見つかった日本でも1日から医療従事者らへの追加接種を開始し、第6波への備えを強める。

疾病対策センターCDC)のワレンスキー所長は29日、18歳以上の人は追加接種を「受けるべきだ」と推奨する声明を出した。CDCはこれまで50歳未満の成人などに対しては「それぞれのリスクと便益に基づいて受けることができる」としていた。

英国でも同日、ワクチンに関する独立委員会が40歳以上としている追加接種の対象を18歳以上に拡大すべきだとの勧告を出した。同時に、2回目接種との間隔を6カ月から3カ月に短縮するよう勧告した。政府が近く判断する。

(日本経済新聞12月1日)

 

南アのオミクロン報告前 オランダ、既に感染者か。オランダ保健当局は30日、新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」について、19日に採取していた検体から確認したと発表した。オミクロン型の発生源とされる南アフリカがWHOに報告した24日より早い段階で同国内に存在したことになる。

(日本経済新聞12月1日)

 

同乗70人「濃厚接触」扱い。厚生労働省は国内で初めて新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」感染が確認された男性と同じ航空機に乗った70人全員を、濃厚接触者とみなす対応をとった。いずれも自宅や宿泊施設で待機し、2日に1回を目安にコロナ感染の有無を検査する。

(日本経済新聞12月1日)

 

都、病院も閲覧可能に。東京都は保健所が「要入院」と判断した新型コロナウイルス患者の情報を、病院がシステム上で閲覧できるようにした。これまでは入院調整のたびに都が患者情報を電話で病院に伝えていたため、感染拡大期は受け入れが決まるまでに時間がかかっていた。事前に情報共有することで入院調整の効率化につなげる。

(日本経済新聞12月1日)

 

都、ゲノム解析能力増強。東京都は新型コロナウイルス感染者のゲノム解析の規模を拡大する。都健康安全研究センター国立感染症研究所のみで実施してきたが、感染研分を民間検査機関などへの委託に切り替える。今夏の感染第5波では最大で月間13万人弱の新規感染者が発生したことから、10%に相当する月産1万3000件の解析能力を確保したい考えだ。必要経費として12億円を2021年度補正予算案に盛り込んだ。

(日本経済新聞12月1日)

 

「既存ワクチン、有効性低い」モデルナCEO。米バイオ製薬大手モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」に対する既存ワクチンの有効性は「かなり低い」との見方を示した。オミクロン型に対応するワクチンを製造するには「数カ月かかる」との見通しも示した。

(日本経済新聞12月1日)

 

第5波並み想定、病院警戒。新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」が日本国内でも30日、初めて確認された。感染力は従来型より強いともいわれ、実態はまだ判然としない。水際の空港検疫で陽性者が見つかった段階だが、これまでの度重なる感染拡大で逼迫した医療現場や保健所では「第6波」への警戒感が強まる。

(日本経済新聞12月1日)