令和3年12月3日
<12月3日>
「#メルク飲み薬 年内承認へ。
#オミクロン型、30ヵ国超に。
#心筋炎と心膜炎「副反応」記載へ。
#オミクロン判別 都がPCR検査。
#オミクロン 都緊急対策。
#塩野義、追加接種の治験。
#ワクチン義務化 欧州加速。
#「3回目」前倒し 割れる自治体。」
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メルク飲み薬 年内承認へ。米製薬大手メルクが開発中の新型コロナウイルスの飲み薬が年内に国内で承認される見通しとなった。同社日本法人が3日、厚生労働省に製造販売承認を申請した。メルクは新たな変異型「オミクロン型」に対しても有効である可能性が高いとする。自宅で治療しやすくなり医療機関の負担減につながる。
政府は既にメルクと160万回分を約12億ドル(約1300億円)で契約している。承認されれば速やかに医療現場に配分する方針。まず月内に20万回分を確保し、2021年度内にさらに40万回分の供給を見込む。
(日本経済新聞12月4日)
オミクロン型、30ヵ国超に。WHOが新型コロナウイルスの「オミクロン型」について、警戒レベルの高い「懸念される変異型(VOC)」に指定して3日で1週間がたった。感染確認は30ヵ国・地域を超えた。当初はアフリカ南部への渡航歴のある人の感染例が相次いだが、直近では市中感染や感染経路が不明なケースも増えてきた。特性の解明に至らない中、各国は水際対策だけではなく、ワクチンの接種義務化などの対策を進めている。
(日本経済新聞12月4日)
心筋炎と心膜炎「副反応」記載へ。厚生労働省は3日、米ファイザー製と米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後にまれに起きる心筋炎と心膜炎について、「重大な副反応」として添付文書に記載することを決めた。この日、開かれた同省の専門家検討会で了承された。検討会は「接種のメリットの方が大きいことは変わらない」と結論付けた。
また、検討会では、モデルナ製のワクチンに異物が混入した問題に関する報告もあった。自主回収対象のワクチンを接種した後に死亡が報告された2例について新たな審議し、現時点で「接種との因果関係は評価できない」との見方を示した。
(読売新聞12月4日)
オミクロン判別 都がPCR検査。東京都は3日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」を1日以内で判別できるPCR検査の新たな手法を確立したと発表した。従来の手法では検知できなかったオミクロン型特有のたんぱく質の変異を検出できるのが特徴だ。
(日本経済新聞12月4日)
オミクロン 都緊急対策。東京都は3日、新型コロナウイルスの危機管理対策会議を開き、新たな変異型「オミクロン型」への緊急対応策を決めた。感染者が出た場合は可能な限り濃厚接触者の範囲を広げて、保健所が積極的疫学調査をする。濃厚接触者を受け入れていくため、宿泊療養施設を1750室から約3400室に増やす。
(日本経済新聞12月4日)
塩野義、追加接種の治験。塩野義製薬は3日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて追加接種による臨床試験(治験)を国内で始めたと発表した。
2022年3月末までの実用化を目指している。
(日本経済新聞12月4日)
ワクチン義務化 欧州加速。新型コロナウイルスの感染拡大で、ワクチン接種を一般の人たちにも義務化する動きが欧州で出ている。オーストリアに続き、ドイツも2月から幅広く義務とする方向だ。個人の自由を大きく制限する施策だが、新たな変異株「オミクロン」の出現もあり、背に腹は代えられなくなった。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は1日の記者会見で、ワクチン接種の義務化について「検討は適切で、理解できる」「共通の取り組みが必要だ」と述べた。これから各国で義務化の議論が進む可能性がある。
(朝日新聞12月4日)
「3回目」前倒し 割れる自治体。新型コロナウイルスの「オミクロン株」の国内への感染が懸念される中、一部の自治体からは3回目のワクチン接種の前倒しを求める声が上がる。本誌が東京二十三区と首都圏の政令五市に尋ねたところ、横浜市と千葉、台東、品川、世田谷、荒川、葛飾の七区市が前倒しを求める考えを示した。一方で、接種券の配送や会場確保で混乱を招くなどと心配する声もあった。
(東京新聞12月4日)