歴史が面白い578

令和4年1月15日

  <1月15日>

「#迫るまん延防止 制限範囲見極め。

 #飲食予約6割減。

 #「エンデミック」欧州で検討 コロナ危機レベル「インフル並み」に。

 #米欧の一部 感染下火に。

 #北京でオミクロン確認。」

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迫るまん延防止 制限範囲見極め。新型コロナウイルスの新規感染者が15日、2万5742人となった。過去最多だった2021年8月20日に迫る水準。緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」が大都市圏に広がる可能性も高まっている。感染力が強く重症化リスクが低いとされる変異型「オミクロン型」の感染抑制と経済活動を両立させる対策の準備が急務だ。

死者は新たに6人が報告された。厚生労働省によると、重症者は前日から12人増えて233人。21年8月20日前後は1日20~40人台の死亡が確認され、重症者は連日1500人を超えていた。

15日は三重県の一見勝之知事が記者会見し政府に重点措置を要請する検討に入ったと表明した。週明けの協議を経て最終判断する。隣接する愛知、岐阜両県と「ほぼ共通した認識だと理解している」とも述べた。愛知県の大村秀章知事は14日に「(重点措置に)突入するのは時間の問題」と語っていた。

日本経済新聞1月16日)

 

飲食予約6割減。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大を受けて飲食店の予約が急減している。1月第3週(15~21日)の予約数は前週と比べて6割落ち込んだ。東京などで緊急事態宣言が出ていた2021年同期と比べても2割減っている。

予約のキャンセルも増えている。キャンセルの件数を予約全体で割った「キャンセル率」は1月に入り10%前後で推移していたが、15~21日は16.1~18.5%に上昇した。

日本経済新聞1月16日)

 

「エンデミック」欧州で検討 コロナ危機レベル「インフル並み」に。欧州で新型コロナウイルスの危機レベルに関し、インフルエンザのように特定の地域で普段から繰り返し発生する状態を示す「エンデミック」に引き下げる検討がはじまった。ワクチンが普及し、オミクロン型の重症化率が低いことから、社会を正常に近づけるとの考え方だ。一方、WHOは現段階では反対している。

スペインのダリアス保健相は12日、「コロナの監視体制は見直す必要がある」と語った。感染の全件把握や、軽い症状の人への検査をやめることを検討している。国を挙げての全件検査をやめれば、医療関係者の負担も大きく下がる。感染者や濃厚接触者の長期間の隔離が不要となれば、多数の病欠によって社会機能がマヒする懸念も小さくなる。

同国ではワクチン接種率が8割を超え、オミクロン型の毒性は低いとの研究が相次いでいる。サンチェス首相は10日、現地メディアの取材に「次の段階はコロナをインフルエンザのようにとらえることだ。コロナがパンデミックからエンデミックの病気に変わったか評価する必要がある」と語り、EU全体での議論を呼びかけた。

オミクロン型の感染が年明けにかけて急速に広がった英国では感染者が増えても人工呼吸器が必要な患者数は昨年夏から変わらず、死者数は増えていない。13日には感染者の隔離期間を5日に短縮した。

ただ、WHO幹部は11日の記者会見で「不確実なことが多くある。エンデミックと呼べる段階には入っていない」と語った。最も高水準の警戒態勢を要求する「懸念される変異型(VOC)」はオミクロン型が最後ではないと分析しており、感染者を減らして変異型が発生する可能性を下げることが重要だとみている。

日本経済新聞1月16日)

 

米欧の一部 感染下火に。米欧の一部では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少に転じた。オミクロン型はデルタ型に比べて感染拡大が早いが、ピークを迎えるまでにかかる時間も短い可能性も指摘され始めた。

疾病対策センターCDC)の推計によると、米国では足元の感染者のうちオミクロン型が約98%を占める。CDCの集計では米ニューヨーク市で13日の新規感染者数(7日移動平均)が約3万2600人とピークの9日から19%減、首都ワシントンDCでも22%減った。

英国でも足元の感染者は4日のピークの半分に減った。

日本経済新聞1月16日)

 

北京でオミクロン確認。中国の首都北京市当局は15日、市内北西部の海淀区で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染者が同市では初めて1人確認されたと発表した。

北京市で新型コロナの市中感染者が確認されたのは昨年12月19日以来。感染者は2週間北京市から出ておらず、市内で感染が広がっている可能性が高い。当局は感染者の居住するマンションや職場のあるビルなどを封鎖し、住民や接触の可能性がある人員に対してPCR検査を実施している。

日本経済新聞1月16日)