歴史が面白い637

令和4年3月15日

  <3月15日>

「#東京都、延長求めず。

 #年金受給者に臨時給付 1人5000円、政府・与党が検討。

 #3回目接種率3割に。

 #中国の市中感染最多 1日5154人。

 #コロナ死亡率 香港、世界最悪。

 #12~17歳追加接種 来月にも。

 #高齢者施設88% 先月までに完了。

 #オミクロン株 系統で薬の効果に違い?」

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東京都、延長求めず。新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が適用中の18都道府県で、期限となる21日の解除に向けた動きが強まっている。15日は東京や京都など11都道府県が延長を求めないことを明らかにした。岸田文雄首相は16日に関係閣僚と協議の上、解除の可否を巡り記者会見する。

都は政府に提出した文書で、病床使用率が50%を下回っていることなどを理由に「(21日までの)期間をさらに延長する状況にはない」と指摘した上で、経口薬の迅速供給やワクチン4回目接種の早期検討などを要望した。小池百合子知事は記者団に「リバウンド(再拡大)はあっという間に起きる。警戒を怠ることはない」とも強調した。

日本経済新聞3月16日)

 

年金受給者に臨時給付 1人5000円、政府・与党が検討。政府・与党は新型コロナウイルス対策として臨時の給付金を配る検討に入った。10万円給付を受けた住民税非課税世帯を除く年金受給者らを対象とし、1人あたり5000円とする案が浮上している。財源は2021年度予算の予備費を見込む。

公的年金の支給額は物価と賃金変動を考慮し毎年改定する。賃金が下がれば連動して減るしくみで、22年度は2年連続で引き下げられる。与党側は給付金の支給額を「新型コロナの影響による賃金低下が与える影響を払拭する水準」と要望した。

日本経済新聞3月16日)

 

3回目接種率3割に。堀内詔子ワクチン相は15日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が3割に達したと発表した。岸田文雄首相は同日、首相官邸で開いた政府・与党連絡会で「2月中旬には1日100万回接種を実現し、接種率は14日に米国を上回った」と言明した。

欧州の主要国は接種率が5割ほどに到達すると接種ペースが鈍化する傾向がある。英国やドイツは1月、フランスは2月上旬に接種率が50%を超えたものの、1カ月以上がたった3月中旬で60%に届いていない。

日本経済新聞3月16日)

 

中国の市中感染最多 1日5154人。中国で新型コロナウイルスの感染者数が急増している。国家衛生健康委員会が15日公表した資料によると、14日の香港・マカオを除く中国本土の市中感染(無症状含む)は計5154人となった。比較できる2020年4月以降で過去最多を更新した。

日本経済新聞3月16日)

 

コロナ死亡率 香港、世界最悪。香港で新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっている。感染者数は1月以降の累計で人口の1割に当たる約75万人にのぼり、直近の死亡率は世界最悪の水準に達した。全員検査や都市封鎖(ロックダウン)をめぐる政府方針が迷走し、不安を感じた市民がスーパーマーケットに殺到した。中国式「ゼロコロナ」政策の限界を露呈した。

高齢者のワクチン接種率が低く、重症者を病院に収容しきれない医療崩壊の状況になった。香港メディアによると、中国共産党最高指導部の韓正副首相は感染者の受け入れを拒否する民間病院の対応を批判した。

中国政府の支援による隔離施設の整備は感染者の急増ペースに追いつけず、合わせて約30万人の感染者と濃厚接触者がそれぞれの自宅にいるという。

日本経済新聞3月16日)

 

12~17歳追加接種 来月にも。12~17歳に対する新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、厚生労働省は、早ければ4月にも始める方針を決め、自治体に準備するよう通知した。米ファイザー社製を使うとしているが、同社製は他の年代からも接種希望が多く、不足が懸念される。

朝日新聞3月16日)

 

高齢者施設88% 先月までに完了。後藤茂之厚生労働相は15日、新型コロナウイルスの3回目ワクチン接種について、2月末までに全国の高齢者施設の88%が終えたとの調査結果を発表した。2月中旬時点に比べて加速したとみられるが、東京都や大阪府などは依然7割台にとどまっている。

朝日新聞3月16日)

 

オミクロン株 系統で薬の効果に違い?新型コロナウイルスのオミクロン株のひとつ「BA.2」系統に対する治療薬の効き目を実験室レベルで調べた結果を、東京大学医科学研究所や国立感染症研究所のチームが米医学誌で報告した。国内で主に流行する「BA.1」と比べて、抗体カクテル療法の効き方に違いがある可能性が示された。

抗体カクテル療法「ロナプリーブ」の場合、中国・武漢で見つかった最も初期のウイルスへの効き目を1とすると、BA.1に対しては約3千分の1以下だったのに対し、BA.2に対しては約60分の1だった。抗体薬の「ゼビュディ」では、BA.2に対して約50分の1だった。

どちらの抗体薬の成分も、BA.2に対して「一定程度の中和活性(細胞への感染を防ぐ力)が維持されている」とした。

朝日新聞3月16日)