歴史が面白い756

令和4年7月15日

  <7月15日>

「#自宅療養倍増 32万人。

 #4回目、高齢者3割どまり。

 #第7波が問う対策 分科会「緩和検討を」/政府慎重。

 #老健施設の病床活用。

 #光免疫療法「コロナも攻撃」。」

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自宅療養倍増 32万人。厚生労働省は15日、新型コロナウイルス感染による全国の自宅療養者数が32万9538人(13日現在)だったと発表した。前週(6日現在)の15万9780人の約2倍に増えた。感染「第7波」が拡大しており、医療逼迫が懸念される。

毎日新聞7月16日)

 

4回目、高齢者3割どまり。4回目のペースは鈍い。内閣官房によると、60歳以上で完了した割合は15日時点で8.5%と低い。3回目から5カ月たって4回目を打てるようになった人に限っても31.7%にとどまる。高齢者施設ではすべての入所者が対象となってから集団接種する事例が多いことなどが背景にあるとみられる。政府は接種時期を迎えた人から個別に進めるよう自治体に要請している。

日本経済新聞7月16日)

 

第7波が問う対策 分科会「緩和検討を」/政府慎重。有識者がメンバーの政府分科会は14日、これまでの対策の緩和を検討するよう求めた。重症化率が低下したオミクロン型の特性を踏まえた提言だ。保健所業務の逼迫などを念頭に、感染の収束を待たずに議論する必要性も訴えた。提言を受けた政府は慎重な姿勢を崩していない。

分科会の提言は「一疾病として日常的な医療提供体制の中に位置づけるための検討」を求めた。現在は特別措置法に基き、原則として「発熱外来」で診察している。より多くの医療機関で診察できるようにすれば医療逼迫が起きにくくなる。参考になるのが季節性のインフルエンザの扱いだ。感染症法は「5類」に分類している。患者は通常の医療機関で診察を受け、医療機関は保健所に全数報告する必要がない。分科会の尾身茂会長は「コロナも『5類』に近い方向にいくことになる」と説明している。

日本経済新聞7月16日)

 

老健施設の病床活用。新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、都は15日に対策本部会議を開き、医療提供態勢の強化など新たな対策を決めた。既存の老健施設を活用して新たに高齢感染者を受け入れる施設を設けるほか、お盆にあわせて無料の臨時検査場を主要ターミナル駅など複数の場所に設ける。

朝日新聞7月16日)

 

光免疫療法「コロナも攻撃」。東京慈恵会医科大などの研究チームは、がんをピンポイントで攻撃する「光免疫療法」の仕組みを使い、細菌や真菌、新型コロナウイルスを殺すことに動物実験などで成功したと発表した。体内で必要な細菌などには影響を与えず、薬剤耐性菌だけを狙って攻撃できる可能性があるという。

体の外からレーザー光を当てて、がん細胞を死滅させる「光免疫療法」で使う薬と医療機器は、2020年に承認を受け、頭頸部がん患者への治療が始まっている。

毎日新聞7月16日)

 

 

新型コロナ感染者・死者数 7 15
世界 感染者数 1週間前比
860,841 △ 155,339
死者数 1週間前比
2,333 △ 422
日本 感染者数 1週間前比
97,757 49,784
死者数 1週間前比
33 18
東京都 感染者数 1週間前比
19,059 10,282
死者累計 1週間前比
4,594 8
注)感染者数、死者数は1日あたり人数
出所は日本経済新聞の数字