歴史が面白い218

令和3年1月19日

  <1月19日>

国内死者 初の100人超。国内で19日、新型コロナウイルスに感染した死亡者が新たに104人確認された。1日あたりの死亡者が100人を超えたのは初めて。これまで最も多かったのは13日の97人だった。東京都で19日確認された死者は過去最多の16人、大阪府は13人、埼玉県は10人だった。(日本経済新聞1月20日)

 

雇調金特例 延長。政府は雇用を維持する企業に雇用調整助成金を手厚く支給する特例を、緊急事態宣言の解除日の翌月末まで維持する検討に入った。(同)

 

変異種「3月に主流に」。海外滞在歴のない静岡県の男女3人が英国で広がる新型コロナウイルスの変異種に感染していたとわかり、政府は監視を強めている。米国で「3月に変異種が主流に」との予測が出され、ブラジル北部では感染が急拡大する。日本でも、感染力の高い変異種が日常生活の中で広がる「市中感染」が危惧される。

田村憲久厚生労働相は18日の閣議終了後の記者会見で、調査対象を県全域に広げる意向を示した。(同)

 

ワクチン接種16歳以上新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、政府が接種対象を当面16歳以上とする方向で検討していることが19日、わかった。(同)

 

ワクチン準備 自治体手探り新型コロナウイルス感染症対策の決め手と期待されるワクチン接種の準備に自治体が動き始めた。接種会場が過密になるのを避けつつ、ワクチンを息をたらせるのは容易ではない。医療体制が逼迫する中、接種業務に携わる医師や看護師の確保も課題で、全国規模の大事業は曲折が予想される。(同)

 

台湾、異例のクラスタ。台湾の衛生福利部中央感染症指揮センターは19日、台湾北部の病院で院内感染によるクセスターが発生し、医師や看護師など計9人の感染者を確認したと発表した。(同)

 

国「園児受け入れて」新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、保育所への登園を巡って、国と一部の地方自治体の見解が割れている。国は原則として保育所を開き、園児を受け入れてもらう考えを示す。一方、都内などの一部自治体は休園としない国の方針にしたがったうえで保護者に登園自粛を求めている。

東京都は国に従い、都内の各自治体に原則として開けてもらう方針を示した。登園などの自粛を求める考えはないという。東京都世田谷区は「区内の感染者が多く、保育施設内でも感染者が急増している」として「可能な範囲で登園の自粛のご協力」を求めた。渋谷区は保健所職員が通勤時に感染するリスクなども考慮して登園自粛を求めた。(同)

 

コロナ病床 逼迫解消へ支援新型コロナウイルス感染症で入院病床を確保するため、板橋区は18日から、入院後に症状が改善したものの、介護者がいないなどの理由で退院できない高齢者や障害者らの転院を円滑化する支援金の支給を始めた。

コロナ病床から一般病院への転院を進めるため、患者を送り出す病院に、陰性を確認する検査費用などとして1人につき5万円、転院を受け入れる病院に移送費や寝具などの諸経費として1人につき1日5万円(上限14日間)を支給する。転院後は患者の自己負担が必要となり、その負担軽減になる。(朝日新聞1月20日)

 

ワクチンの拡大 欧州苦戦。日本に先駆けてコロナワクチンの接種を進める欧州で、課題が次々に明らかになっている。予約システムの不備のほか、注射器不足もあった。欧州の人口は5億を超す。「変異型」への不安は強く、英国では24時間態勢化や、ボランティアに接種を担ってもらう試みまである。(同)

 

(コメント)

コロナによる死者が増えてきた。1日100人を超えてきた。

1月14日に累計の死者数で大阪が東京を超えた。高齢者の割合が多いからだという。

地域別死亡率はどうだろうと調べてみると意外にそれらしきものが見つからない。

そこで簡単なので自力で計算してみた。

地域差をみるので、都道府県別の人口100万人当たりの死者数を計算してみた。

人口は平成30年推計人口(12644万人)、コロナの死亡数は1月19日(4686人)だ。

 

死亡数が多い10位(対100万人)

 北海道  103.3

 大阪    86.8

 沖縄    59.4

 兵庫    56.9

 東京    53.8

 石川    48.1

 愛知    44.7

 神奈川   40.2

 埼玉    38.9

 京都    34.3

 

人口が多くて密度が高いところは多いだろうが、それに当てはまらないのは北海道や沖縄、石川だ。北海道や沖縄は観光客が多くてクラスターも発生した。石川は理由がすぐには思い浮かばない。

 

死亡数が少ない10位

 島根     0.0…死者なし

 秋田     1.0人

 新潟     3.1

 山口     3.6

 鳥取     3.6

 佐賀     4.9

 香川     6.2

 青森     6.3

 岡山     9.0

 宮城     9.1

 

少ないほうは人口密度が低いところが並ぶが、新潟や岡山、宮城はそれなりの人口があるので他の理由があるのだろうが、これもすぐには浮かばない。

たまには、統計をざーと見ることもいいだろう。

わからないことは、わからないことが分かったとして今は置こう。