歴史が面白い1032

令和5年5月3日

  <5月3日>

「#病床拡充、掛け声倒れ。

 #米ファイザー3割減益。

 #コロナの先へ 危機の教訓 デジタル不備 浮き彫り。

 @クレムリン無人機攻撃か。

 @ロシアで貨物脱線・火災。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

病床拡充、掛け声倒れ。新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが8日に「5類」に変わることで、今回の危機対応は一つの節目を迎える。コロナ危機は次の未知なる感染症への対応に向けて多くの教訓を残した。有事に医療機関の協力を求める仕組みは創設したが、受け皿は広がりを欠く。次の危機への備えを急ぐ必要がある。政府や各都道府県は2009年の新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)を受け、新型コロナより高い致死率を想定した「行動計画」を策定していた。計画では「原則として感染症診療を行うすべての医療機関で軽症患者の外来診療を行う」としていた。コロナ流行が3年を過ぎても改善していないのが実情だ。

日本経済新聞5月4日)

 

ファイザー3割減益。米製薬大手ファイザーが2日発表した2023年1~3月期決算は、純利益が前年同期比30%減の56億4300万ドル(約7570億円)だった。新型コロナウイルス向けのワクチンや治療薬の特需がなくなった反動が大きく、減収減益となった。

日本経済新聞5月4日)

 

コロナの先へ 危機の教訓 デジタル不備 浮き彫り。「デジタル敗戦」と言われてた新型コロナウイルス対応で、使われなかった「幻のシステム」がある。「症例情報迅速集積システム(FFHS)」。2009年の新型インフルエンザの教訓から、素早く感染者情報を把握する目的で、厚生労働省の研究班が13年から7年かけて開発した。コロナ禍が始まった20年2月、厚労省から研究班にコロナ向けにシステムを改修するようメールで指示があった。だが、導入されたのは同時期に急きょ、開発が始まった「HER-SYS(ハーシス)」だった。FFHSではなく、なぜハーシスだったのか。厚労省の担当者は「省内が混乱していたので詳しい経緯はわからない」と話す。ハーシスは未知の感染症のデータを多く集めようと120におよび、入力に約30分を要した。患者対応に追われた医療機関の多くはハーシスを使わず、患者の情報が書かれた文書を保健所にファクスで送った。

(読売新聞5月4日)

 

クレムリン無人機攻撃か。ロシア大統領府は3日、同日未明にクレムリンへドローン(無人機)による攻撃があったと発表した。ロシア軍などが撃墜し、死傷者や物的損害は出ていないという。「ウクライナによる計画的なテロ行為でプーチン大統領を狙ったものだ」として、ウクライナに報復する可能性を示唆した。

日本経済新聞5月4日)

 

ロシアで貨物脱線・火災。ウクライナに近いロシア西部で貨物列車の脱線や燃料タンクの火災が相次いでいる。ブリャンスク州では1日と2日に脱線事故があり、州当局は線路が爆破されたと指摘した。3日にはクラスノダール地方で燃料タンクの火災があった。

日本経済新聞5月4日)