歴史が面白い335

令和3年5月16日

  <5月16日>

大規模接種 きょう予約開始。国が開設する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは17日午前11時ごろから、東京会場での接種予約を受け付ける。大阪については午後1時ごろとする。(日本経済新聞5月17日)

 

死者数 大阪が東京超す大阪府では16日、新型コロナウイルスによる死者が新たに15人確認され、累計死者数は1958人となった。東京の同日の死者数は0人で累計は1951人となり、大阪が東京を上回った。大阪の累計死者数は、第3波の今年1月中旬から2月上旬ごろには東京を上回って推移していた。その後東京での死者が増え、4月初めには東京が約1700人、大阪が約1100人だったが、大阪は第4波で感染者が急拡大した結果、死者も大きく増えた。(同)

 

供給は十分 でも回数頭打ち。米政府は、独立記念日の7月4日までに成人の7割が少なくとも1回接種する目標を掲げ、国内を平常に戻すことを目指している。

米国内の接種回数はすでに2億7千万回以上。65歳以上の8割以上が少なくとも1回の接種を終えた。1日あたりの接種数は4月のピーク時には400万回を超える日もあった。だが、その後は減少傾向で、現在は1日200万回ほどのペースに落ちている。米政府がさかんにワクチン接種を促すのはこのためだ。

接種に消極的な人たちの存在が背景にある。4月の世論調査では13%の人が「絶対に打ちたくない」と回答。「様子を見る」とした人も15%となっている。

各種世論調査では接種に消極的な人の割合は共和党支持者で高いという結果も出ている。(朝日新聞5月17日)

 

感染対策「優等生」変異株で苦境新型コロナウイルス対策の「優等生」とされてきた台湾やシンガポールで、感染者数が増え始めている、変異株の広がりが背景にあると見られ、絶対数は低いものの、食利用品などの買いだめ騒ぎも起きている。政府は規制強化に踏み切ったが、封じ込めの難しさが改めて浮き彫りになった。

台湾では16日、域内感染が新たに206人確認され、累計で計550人になった。空港など入境時の確認と合わせた総感染者1682人(死者12人)の約3分の1を占める。先月までは約9割が空港などで見つかっていたが、この5日間で域内感染が急増した。

今回の流行の引き金は、国際線パイロットが感染した英国型の変異株だ。パイロットは入境後の隔離期間(14日間)が特例で3日間とされ、同僚やホテル関係者への感染が急拡大。女性が接待する飲食店などでも集団感染が起きた。

蔡英文政権は、社会活動の制限レベルを、11日に下から番目に上げ、15日には台北市と近郊の新北市でさらに一つ引き上げた。両市では、外出時にマスク着用が義務付けられ、勧告に従わない場合は最高1万5千台湾ドル(約5万7千円)が科される。普及の外出自粛も求め、室外で10人以上、室内でも5人以上の集いを禁止。飲食店やコンビニには来店者の名前や電話番号を記録するよう求めた。(同)

 

 

(コメント)

コロナの優等生の台湾でも感染急増となった。

英国型の変異株だという。

変異株の世界的な広がりに対して、あの台湾でも水際対策をかいくぐり、域内感染となった。

改めて変異株の脅威を認識させられる。

流行の引き金は国際線パイロットだと突き止めるところが台湾らしい。

そこから規制の輪をかけていくのはさすがで、制限をかけられる市民も納得が得られやすい。

 

国際線パイロットの隔離期間の特例が問題であるようだ。

日本でも隔離期間の特例があると思うが見直したほうがいいのではないか。

従来株と比べると持ち込む人も感染している確率が高いし、持ち込まれても感染力が高いとなると、以前よりハードルを上げざるを得ない。