令和3年8月29日
<8月29日>
来月12日解除「かなり難しい」。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき、東京都など21都道府県に出ている緊急事態宣言の解除時期について、田村憲久厚生労働相は29日、「東京を一つとってみても(1日あたり新規感染者数が)500人未満にならないと解除できない。現状を考えると多分かなり難しい」と述べ、期限とする9月12日の解除は難しいとの認識を示した。
(日本経済新聞8月30日)
(コメント)
田村大臣が緊急事態宣言の解除について発言した。
500人未満にならないと見込まれるので難しいという。
多分そうだと思えるが、予想はどうだろうと調べてみた。
有名なグーグルのAIを使った予想だ。
8月28日までの過去データを使って予測すると、
1日あたり新規感染者数(陽性者数)は、7日間移動平均で
9月12日 3774人 (8月28日 3971人)
となり減少はするがあまり減っていない。
500人には到底届かない。
グーグルのAIは過去データから機械学習して求めているが、
前提はあくまでこのままの状態で何もしなかったらである。
第5波の今までのピークは8月19日の4701.9人である。
現在3900人台まではなだらかに落ちてきている。
傾向はいいが落ち方が足らない。
気になるのは新学期が始まり、子どもの感染だ。
家庭内感染がキーとなるはずだ。
早く隔離のための施設を作ってほしい。(了)
病床確保 法改正「必要」73%。日本経済新聞者の27~29日の世論調査で、新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れるために病床確保などを政府や都道府県が病院により強く求めるための法改正について聞いた。「必要だと思う」との回答が73%を占め「必要だとは思わない」の18%を大きく上回った。
飲食店の利用やイベント参加の際にワクチン接種時に受け取る接種済証などの提示を条件とする制度の導入には「賛成だ」が61%、「反対だ」は28%だった。
(日本経済新聞8月30日)
3回目接種「10~11月から」。河野太郎規制改革相は29日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)について「一番早ければ10月終わりから11月になる」との見通しを示した。
米ファイザー社から10~12月に供給を受ける1000万回分で「医療従事者の3回目を打つことはできる」と述べた。
異なる種類のワクチンを打つ「異種混合接種」についても言及した。1回目に英アストラゼネカ社製のワクチンを接種し、2回目にファイザー製か米モデルナ社製を使うことの可否について厚労省に検討を指示していると明らかにした。
(日本経済新聞8月30日)
会場キャンセル1000件超。新型コロナウイルスワクチンの職場接種で、当初実施を希望していた会場のキャンセルが1000件を超えていることがわかった。職場接種で使う米モデルナ製ワクチンの供給が遅れ、実施を取りやめる企業などが相次いでいる。
(日本経済新聞8月30日)
ワクチン異物 ゴム片か。沖縄県で米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物混入が見つかり、厚生労働省は29日、異物は注射針をワクチンの入った瓶の蓋に差し込んだ際に削り取られたゴム片の可能性が高いと発表した。国内での供給を担う武田薬品工業が調査し、厚労省に報告した。
厚労省はワクチンの品質に問題はなく「当該ロットの接種を差し控える必要はない」との見解を示した。
沖縄県では注射器内からピンク色の異物の混入も報告された。厚労省は「注射器で吸い込める大きさではなく、初めから注射器内にあった可能性がある」とする。注射器メーカーが調査する。
群馬県でも別のロット番号で異物混入の報告があった。厚労省は使用停止中の3ロットとは別に、これまでに供給済みの35ロットから20件の混入報告があったと明らかにした。
(日本経済新聞8月30日)
インフル併用型開発検討。英国で新型コロナウイルスとインフルエンザの両方に対応するワクチンの開発が検討されている。英政府も出資して産官学で建設中のワクチン生産・技術革新センター(VMIC)の最高経営責任者(CEO)が生産と普及のスピードを上げるためにワクチンの一本化を検討していると語った。
英メディアによるとVMICのマシュー・デュチャーズCEOが両用ワクチンの可能性の評価を始めると表明した。
ただ2021年の冬には間に合わず、開発が順調に進んでも22年の実施が目標になる。 (日本経済新聞8月30日)