歴史が面白い475

令和3年10月3日

  <10月3日>

コロナ飲み薬 年内調達へ。米製薬大手メルクが新型コロナウイルスの軽症者向けに開発中の飲み薬について、厚生労働省が年内にも特例承認して速やかに使えるよう調達協議を進めていることが3日わかった。飲み薬は既存の点滴薬と比べて自宅などで使いやすく、コロナ収束の切り札になると期待されている。

米メルクの経口薬「モルヌピラビル」は、臨床試験(治験)で重症化リスクのある軽度から中等症の患者の入院や死亡のリスクを約50%減らすことが確認されている。

日本経済新聞10月4日)

 

国内新規感染1000人を下回る。3日、国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は、午後7時半まで判明分で968人だった。1日の新規感染者が千人を下回るのは6月21日以来、約3カ月半ぶり。

日本経済新聞10月4日)

 

商機奪う日本の水際対策。日本からの出張者は帰国後、新型コロナウイルスのワクチン未接種なら14日間、接種済みでも10日間はホテルや自宅で待機しなくてはならない。出張の機会が減ると商機も失いかねない。

今なお全世界からの入国を原則禁じる日本の水際対策の水準は世界でも厳しい部類に入る。対照的に欧州はワクチン接種の進展に伴い入国制限の緩和に動く。

安部、菅両政権は入国制限など水際対策が遅いと批判された。国内でワクチン接種が進んだ今、状況は異なる。

日本経済新聞10月4日)

 

観光・外食の割引 再開続々新型コロナウイルス対策で発令された緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」の解除を受け、各自治体が観光や飲食の割引事業を再開させている。全国的な移動の活発化は感染の再拡大を招く恐れもある。ワクチン接種の進捗や検査状況もにらみつつ、域内での旅行・外食の消費支援を進め、感染防止と地域経済への刺激を両立させる。

日本経済新聞10月4日)

 

コロナ治療のステロイド 服用早いと病状悪化も新型コロナウイルスの治療に使われるステロイド薬をめぐり、使うのが早すぎると、かえって病状が悪化するとの報告が国内外から相次ぐ。自宅療養をする人が事前にもらう場合もあり、医師らは指示に基づいて適切な時期に服用するよう呼び掛けている。

ステロイドは過剰な免疫による臓器へのダメージを抑える作用を持つ。国内では「デキサメタゾン」などの使用が認められている。肺炎が悪化し、酸素吸入が必要な「中等症Ⅱ」や、人工呼吸器をつける「重症」の患者が対象だ。

朝日新聞10月4日)