歴史が面白い550

令和3年12月18日

  <12月18日>

「#オミクロン どう向き合う 「重症例少ない」報告。

 #コロナワクチン 島根大など開発。

 #オミクロン拡大 世界で対応急ぐ。

 #英オミクロン1日1万人。

 #コロナ抗原検査 「未承認」キット 販売自粛要請へ。」

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オミクロン どう向き合う 「重症例少ない」報告。新型コロナウイルスのオミクロン型は感染力が強いことや、重症例が少ない傾向が指摘されている。データ不足の面もあり、楽観視を戒める声は根強い。

京都大学の西浦博教授らがデンマークのデータを分析したところオミクロン型の実行再生産数はデルタ型の4倍だった。実効再生産数は感染拡大のペースを表し累計感染者数が約1.4日で倍増する猛スピードだ。

重症度はまだ初期データの段階で不明確だが、重症者の急増は確認されていない。EUの欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると16日時点で重症度のデータがある症例はすべて無症状か軽症で、死亡例は報告されていない。英国では14日までに1人が死亡している。

香港大学のチームは、気管支ではデルタ型などの70倍以上に増殖する反面、肺では増えにくいとする研究結果を公表した。ただこれも試験管レベルの実験だ。仮に重症度が低めでも拡大が早ければ検査や医療は逼迫する。

追加接種の効果には期待が集まる。ファイザー製かアストラゼネカ製の2回接種後にファイザー製の追加接種を受けた人では70~75%程度の発症予防効果があった。バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は追加接種が有効と指摘する。

治療薬は種類によって差が出そうだ。ファイザーが開発中の飲み薬はウイルスの複製を阻止する効果を確認したという。一方、米リジェネロン・ファーマシューティカルズの抗体カクテル療法では、同社が「オミクロン型には効果が低下した」との声明を発表した。

日本経済新聞12月19日)

 

コロナワクチン 島根大など開発。島根大学旭化成などは18日、新型コロナウイルスの新たなワクチンを開発したと発表した。生体由来の素材を用い、副作用の可能性が低いという。製薬会社の参加を呼びかけ、2025年以降の実用化を目指す。

日本経済新聞12月19日)

 

オミクロン拡大 世界で対応急ぐ。世界が新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への対応に追われている。WHOは18日、オミクロン型の感染が「1.5~3日で倍増している」との見方を示した。16日時点で世界89カ国で感染確認されたオミクロン型の広がりは世界の感染拡大ペースをさらに速める懸念がある。日本は現時点で感染拡大に歯止めがかかっているが、直近の海外渡航歴のない人のオミクロン型の感染も出始めており、警戒が欠かせない。

日本経済新聞12月19日)

 

英オミクロン1日1万人。英国の保健衛生局は18日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が17日夕時点で前日から1万人以上増加し、累計2万4968人に達したと発表した。14~16日で新たな死者も6人に上った。

英国では17日、新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が9万3045人を記録し、3日連続で過去最多を更新した。ロンドンでは陽性結果の80%にオミクロン株の特徴が確認された。

(読売新聞12月19日)

 

コロナ抗原検査 「未承認」キット 販売自粛要請へ。新型コロナウイルスの感染を手軽に調べられる抗原検査の簡易キットを巡り、混乱が生じている。厚生労働省が承認した「医療用」のキットは様々な規制で入手しにくく、精度が確認されていない未承認品が多く出回っている。政府は近く、未承認品の販売自粛を小売業者に求める方針だ。質の高い検査をどう普及させるか、課題は多い。

(読売新聞12月19日)