令和5年5月12日
<5月12日>
「@進まぬ対露包囲網。
@中国、特別代表を派遣。
@南ア、ロシアに武器提供か。
*NATO東京拠点に反発。」
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進まぬ対露包囲網。G7がもくろむ世界規模での「対露包囲網」構築は、進んでいるとは言いがたいのが実情だ。国連総会(193カ国)は2月の緊急特別会合で、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案を141カ国の賛成で可決した。しかし、インドや南アフリカなど32カ国が棄権に回り、「グローバルサウス」(南半球を中心とする新興・発展途上国)からの同調は得られていない状況が続く。決議に賛成しても、国益のために米国と中国やロシアをてんびんにかける考えの国も少なくない。
(毎日新聞5月13日)
中国、特別代表を派遣。中国外務省は12日、ロシアによるウクライナ侵攻の政治解決に向け、李輝・特別代表を15日から両国を含む5カ国に派遣すると明らかにした。李氏はロシア、ウクライナのほか、ポーランド、フランス、ドイツを訪れる。
(日本経済新聞5月13日)
南ア、ロシアに武器提供か。米国のブリゲティ駐南アフリカ大使は11日、南アが昨年12月、ロシアに対して秘密裏に武器や弾薬を提供したとの情報があると記者団に明かし「米政府は事態を深刻に受け止めている」と述べた。南ア大統領府は声明で「米国とは調査開始で合意している」と説明した。AP通信などが伝えた。
(日本経済新聞5月13日)
NATO東京拠点に反発。中国外務省は12日、北大西洋条約機構(NATO)が東京に連絡事務所を設置する調整を日本としていることに反発した。汪文副報道局長が記者会見で「日本は歴史の教訓を真剣に学び、地域の平和と安定を損なわないよう求める」と述べた。
(日本経済新聞5月13日)