歴史が面白い29

令和2年4月23日~4月24日

  <4月23日>

コロナ検査-結果まで1週間日本経済新聞の調べによると、PCR検査の体制が感染者の拡大傾向についていけない実態がわかった。検査の実施が滞っており、発症から陽性が確定するまでの期間が1週間と長期化し始めた。

7日移動平均で4月18日時点が7.3日と4月初旬から1.8日延びた。厚労省は重症化する人は発症から7日以降に肺炎症状が悪化するという。4月中旬以降、PCR検査の実施は全国で8000件前後が続く。うち民間検査会社の受託は2000件ほどで、残りは国立感染症研究所や地方衛生研究所などの公的機関だ。民間検査数は2月下旬まではゼロだった。みらかホールディングスなど国内主要検査会社のの検査能力は1日やく4000件とまだ余裕がある。各自治体の指定病院は、検査を民間ではなく地方衛生研究所に委ねる傾向が目立つ。「感染症は国が担うものだとの意識が強い」(検査会社)。長野県では県が優先度に応じて民間か行政佳の検査委託先を決める方針だが。こうした調整に乗り出す自治体はまだ少ない。安倍首相は6日、PCR検査を1日2万件にすると表明したが、進捗が遅く政府でも危機感が高まっている。

 

買い物「3日に1回に」小池都知事は23日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、スーパーの混雑緩和策を公表した。買い物は3日に1回程度とするよう都民に求め、高齢者など外出困難な人専用の時間の設定などスーパー側にも協力を呼びかけた。

 

岡江久美子さん死去。俳優の岡江久美子さんが23日午前5時20分、新型コロナウイルス感染による肺炎のため死去した。企業人やタレントら、著名人が相次ぎ新型コロナウイルスの感染で亡くなっており、社会に感染への警戒感が広がっている。

 

ニューヨーク州、抗体13.9%ニューヨーク州のクモオ知事は23日、州40か所で無作為に3000人に抗体検査を実施した結果、13.9%に抗体が確認されたと発表した。ニューヨーク市では、抗体がある人の比率は21.2%と2割を超えた。

 

  <4月24日>

決算、コロナの影響緩和(引当金や減損 世界で柔軟対応)。日米欧の当局が、会計基準を柔軟に運用できるように動き始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、厳格に基準を適用すると、金融機関や企業の決算が極端に悪化する可能性がある。将来の価値を過度に悲観的に見積もらなくてもいいようにし、経済収縮の悪循環につながることを防ぐ。損失に備えた引当金や帳簿価値を減らす減損などによって、資本が目減りすることを抑え、銀行融資や企業の資金調達を円滑にする。

 

パチンコ店の休業徹底。営業継続中のパチンコ店に休業を求める動きが首都圏で加速している。東京都が個別店舗への電話要請を始めたほか、千葉県や神奈川県も働きかけを強める方針を表明した。休業に応じない場合、各都県とも施設名の公表に踏み切る構えだ。

小池都知事は24日、休業要請に応じず営業を継続しているパチンコ店の店名を28日にも公表する方針を明らかにした。

 

米、死者5万人を超す。米ジョンズ・ホプキンス大学によると米東部時間22日午後2字30分時点、世界の感染者数は278万人に達し、感染者が最も多い米国では死者が5万人を超え、全世界の死者も20万人に迫る。

 

 

(コメント)

PCR検査が数少なく、時間がかかる。不思議なのはほかの国がなぜ日本より多くできているのか。先進国だけでなく、日本より明らかにインフラが進んでいないと思われる国でも。PCR検査の充実は、今始まったことではなく、先の10年前のインフルエンザの流行時の今後の対応でも上げられていた。各国はそれを踏まえていた。日本人は忘れやすい、近頃はそれを政権サイドで逆手にとっているという。忘れてはならない。