歴史が面白い39

令和2年5月28日~5月31日

  <5月28日>

中国、国家安全法を採択全人代は28日、反体制活動を禁じる「香港国家安全法」の制定方針を採択して閉幕した。中国が国家安全に関する機関を香港に設置して直接取り締まりができるようになる。

 

NTT、在宅勤務5割継続。NTTは6月以降も、在宅勤務を5割以上にする方針を決めた。国内のグループ約280社のオフィス部門の社員を主な対象とする。

 

PCR検査 優先順位あった。PCR検査が少なすぎるとの指摘も出ていた保健所。実情と今後の課題を、さいたま市保健所所長西田道弘氏に聞いてみた。-4月上旬、「病院があふれるのが嫌で(PCR検査の対象選定を)厳しめにやっていた」と発言。「基準に基づき、37.5度以上が4日続いて悪化傾向があり、ウィルス性肺炎に違いないとなると検査していた。・・検査能力のキャパシティーの問題もある。さいたま市の検査機は2台で、基本的には1日40件しか対応できない。」。「クラスターが発生した時や、非常に重症感が強い 人は検査を優先させなければならない。2~3月は感染源接していなくて、軽症の方だと基準に合わないので、もう少し様子を見てくださいと。悪化すれば検査するということだ。検査の優先順位はあった」

 

北九州21人新規感染新型コロナウイルスの感染者が再び増え始めた北九州市で28日、厚労省クラスター対策班による感染経路の調査が始まった。同市では28日に新たに21人の感染が明らかになるなど23日から6日連続で計43人の感染を確認した。

 

白人警官暴行で黒人容疑者死亡。米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人容疑者が逮捕時に白人警官から暴行を受け死亡した事件を巡り、ミネアポリスや州都セントポールで28日、抗議のデモ隊が暴徒化し、ワルツ州知事は非常事態宣言、鎮圧のため州兵を動員した。

 

コロナ感染1日11万7千人。米ジョンズ・ホプキンス大学によると28日の世界の新型コロナウイルス感染者数は11万7千人超となり、1日の感染者数として過去最多を更新した。ブラジルやペルー、チリなど南米で感染が拡大しているほか、米国でも感染者数は2万人を上回った。

 

コロナ対策「日本が手本」。ドイツの著名なウイルス学者であるシャリテ大学病院のクリスティアン・ドロステン氏が28日、日本の新型コロナウイルス対策を「近い将来の手本にしなければならない」と語った。一部の感染者から多くの感染が広がっている現象に注目し、日本のクラスター対策が感染の第2波を防ぐ決め手になりうるとの考えを示した。

 

  <5月29日>

休業者、最多597万人総務省が29日発表した4月の休業者数は597万人と過去最多だった。非正規の職員・従業員数は前年同月比で97万人減少した。

 

「次の波見据え 体制強化を」新型コロナウイルスを巡る政府の専門家会議は29日、これまでの対策を総括し、感染の第2波に備えるため「今こそ、新たな感染再拡大を見据えた体制強化に取り組むべきだ」との提言をまとめた。感染が拡大した際には、PCR検査が迅速に受けられない事態や入院病床の逼迫が起きていたと指摘し、特に改善を求めた。

 

ジムや塾、来月1日再開。東京都は29日、新型コロナウイルス対応で休業要請していた商業施設や映画館などの営業を6月1日から認めることを決めた。緩和行程を3段階で示すロードマップで「ステップ2」へ移行する。カラオケ店やネットカフェなど感染リスクが高いとみられる施設・店舗は引き続き休業を求める。

 

敬意と感謝 空に新型コロナウイルスの対応にあたっている医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すため、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が29日、東京都心の上空を飛行した。

 

  <5月30日>

夏のボーナス4.69%減日本経済新聞が30日まとめた賃金動向調査で、20年夏のボーナスは4.69%減の78万1287円だった。マイナスは2年連続でマイナス幅は前年より広がった。

 

コロナ感染者 世界で600万人超。米ジョンズ・ホプキンス大学によると世界の感染者数は600万人を超え、死者数は37万人。感染ペースは落ちる兆しはなく、500万人から600万人まで10日間であった。1日にあたりの感染者数はブラジルが最も多く約2万7千人であった。

 

  <5月31日>

東京都は31日、新型コロナウイルス感染者が新たに5人確認された発表した。6日ぶりに1桁台へと下がった。都内の感染者数は累計で5236人、死者は305人であった。都内では感染者が若年化傾向にある。6月1日から商業施設や映画館など幅広い業種や業態で休業要請を解除し、ロードマップ「ステップ2」へ移行する。

 

北九州市は31日、新たに12人の感染が確認された。23日以降で9日連続で計97人の感染が確認された。

 

(コメント)

ドイツの著名なウイルス学者から、日本の新型コロナウイルス対策を「近い将来の手本にしなければならない」と言われたということは喜ばしい話だが、まだ感染は終わってはいない。とくにPCR検査の少なさはどうか。これの検証が進められなければならない。さらに東大の第2波試算によれば自粛解除が早すぎるのではないかとも言われている。