歴史が面白い154

令和2年11月15日

  <11月15日>

感染1440人新型コロナウイルスの国内感染者は15日午後10時時点で、新たに1440人が確認された。大阪と東京、北海道でいずれも200人を上回り、一日当たり全国の感染者は6日連続で1千人を超えた。

最多は大阪府で、6日連続で200人を超える266人が確認された。北海道は209人で、4日連続で200人を超えた。東京都は255人、神奈川県は114人、愛知県は102人と都市部での感染者が高止まりしている。重症者数は大阪府が前日から4人増の66人、東京都は都の基準で前日から3人減の38人。(朝日新聞11月16日)

 

マイクロ波、コロナ分解神戸大学のスタートアップのインテグラル・ジオメトリー・サイエンス(IGS)は電磁波の一種である「マイクロ波」を使い新型コロナウイルスを分解する技術を開発した。超高温のプラズマを発生させウイルスを破壊する。従来のプラズマ技術を使った製品と比べ、消費電力は約50分の1になるという。空気清浄機などに応用する。2022年に家庭向け空気清浄機として製品化する計画で、価格は10万円程度の見通し。(日本経済新聞11月16日)

 

ばらつく対策 米感染に拍車。米国に新型コロナウイルスの感染拡大に拍車がかかってきた。1日当たり新規感染者は14日が16万6555人。傾向を示す7日移動平均では14日時点で14万人超と最多を更新した。外出制限などの対策は地域でばらつき、全米規模での抑止を妨げている。ロックダウンなど厳しい措置に踏み切った欧州との違いが鮮明になっている。

中西部ミネソタ州で集中治療室(ICU)の使用率が9割を超えるなど、医療現場の負担が高まっている。

中西部や南部を中心とした28州では直近1週間の1日当たり死者数が最多になった。それでも、外出や営業などの制限を設けていない州は多い。(同)

 

学校・職場にアバターロボ。学校や職場でアバター(分身)ロボットの活用が広がり始めた。自宅から授業に参加したり、遠隔でビルの見回りをしたり。新型コロナウイルスの感染予防でロボットが普及するなか、アバターなら病気を抱える人の社会進出や人手不足などの課題解決につながる。高速通信規格「5G」を追い風にテレワークに続く次世代コミュニケーションとして定着するか。

アイプレゼンス(神戸市)が実施した米ザンデックスのロボット「Kubi」を使った体験授業。授業はインターネットで中継する。教室の前方には頭部にタブレット端末を備えた卓上ロボットが置かれている。生徒は遠隔でタッチパネルを操作すると、頭部が動き、黒板など見たい場所にカメラを調節できる。休憩時間にはロボットを通じて友人と談笑しながら弁当を食べた。Kubiは米国でコロナ下でオンライン授業で使われており、稼働台数は世界で数千台。(同)

 

 

(コメント)

日本でも米国でも感染が止まらない。そういう中で新しい技術が次々と出現しているのは喜ばしいことだ。日本ではプラズマを使った家庭用空気清浄機だ。2022年に手の届く値段で市場に出るという。すでにウシオ電機による紫外線を使ったウイルスを不活性化する装置などが開発されているが、生活の場向けにも次々と製品化が進んでいる。

アバターを使った授業など米国ではすでに多数の現場で使われているという。アバターは映画の世界と思っていたが現実になってきているのは驚きだ。欧州のように感染対策は進んでいない米国ではあるが、感染も気にせず経済を回しながらコロナと対峙していく構えが垣間見えるようだ。