歴史が面白い192

令和2年12月24日

  <12月24日>

国内感染 最多3700人。国内で24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに約3700人確認され、2日連続で過去最多を更新した。東京でも888人が確認され、17日の821人を上回り最多となった。東京都では英国から16日に帰国した都内在住の30代の男性の感染が確認された。ロンドンに滞在していたという。国が主体となって変異種かどうか確認することになる。(日本経済新聞12月25日)

 

出生数、来年80万人割れも。日本の少子化が想定を超える速さで進んでいる。結婚しない人の増加や晩婚化に新型コロナウイルスの感染拡大のため妊娠を控える傾向が重なり、2021年の年間出生数は80万人割り込む試算が出てきた。現実になれば公的推計より10年以上も少子化が前倒しになり、人口減に拍車がかかる。現役世代が高齢者を支える社会保障制度は一段の改革を迫られる。

日本総合研究所の藤波匠・上席主任研究員が妊娠届などを基に試算したところ、20年の出生数は84万8000人となり、21年は79万2000人まで落ち込む。100万人をわった16年からの減少ペースは急で、国立社会保障・人口問題研究所が17年に示した最も新しい推計より12年前倒しで80万人を割ることになる。(同)

 

転出超過、5か月連続に総務省が24日発表した住民基本台帳人口移動報告によると、11月の東京都の転出者数は2万8077人と前年同月比で19.3%増えた。転入者数は2万4044人と6..8%減少し、5か月連続で転出者が多い転出超過となった。(同)

 

888人感染、過去最多。都内の新型コロナウイルスの感染者数が1日あたり過去最多の888人となった。24日、都はモニタリング会議を開き、感染状況と医療提供体制の警戒レベルについて、いずれも4段階のうち最も深刻なレベルを維持した。(同)

 

 

(コメント)

感染者数が毎日毎日増えて、過去最多を更新した、という報道がされていると、感覚がマヒしてくる。驚きが追い付かないのだ。危機が日常化し、いつもの行動パターンにはまってしまう。

しかし、社会は徐々に足元から変化している。出生数減少による人口減のペースだったり、東京から人口の流出だ。

 

そういう中で英国からのコロナ変異種がどうやら流入してきたらしい。感染力が強いウイルスだ。感染拡大につながらないか、懸念するところだ。

 

暗い情報ばかりで、何か明るい兆しはないかと東京都のホームページを見ていたら、

重症患者用のベッド数が11月までは150床確保していたのが、12月に入り200床に増え、さらに今では220床を確保している。250床まで要請しているという。

重症患者は23日に69人だったが、25日は81人と最近では最多だ。

ベッド数確保の裏では大変な犠牲のもとに作られていると思うが少し明るいニュースだ。