大吉日記

今まさに大きな歴史が動いている。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行だ。毎日毎日新しいニュースが世界中から入ってくる。コロナの話は毎日、テレビや新聞に載っており、その時々はよくわかったつもりになっているが、後で振り返ると多分記憶がぼんやりとして、少し詳しく人に話せるものにはならないだろう。今まで起きた心に残るような大事件やイベントにおいてそうであったから、今回はそうならないように、毎日の新聞記事を中心に書き記しておきたいと考えた。

歴史が面白い325

令和3年5月6日

  <5月6日>

緊急事態 31日まで延長。政府は11日を期限としていた新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を31日まで延長する。与党幹部に東京、大阪、兵庫に加え、新たに愛知、福岡を対象とすると伝えた。政府としては百貨店などに休業要請はせず、午後8時までの営業を原則認める調整に入った。実際の対応は各自治体の判断に委ねる。

宣言に準じた対策がとられる「まん延防止等重点措置」の期間も31日まで延ばす。現在の7件のうち宮城と宣言の対象となる愛知は除いて延長し、政府に適用を要請していた北海道や岐阜、三重を加える。(日本経済新聞5月7日)

 

五輪選手団にワクチン。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは6日、日本を含む東京五輪パラリンピックの選手団向けに新型コロナウイルスのワクチンを供与することで国際オリンピック委員会(IOC)と合意したと発表した。7月下旬の開幕までに2回の接種完了をめざす。(同)

 

日本に五輪中止促す。米有力紙ワシントン・ポストは5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促した。IOCのバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、新型コロナウイルス禍で開催を強要していると主張。「地方行脚で食料を食い尽くす王族」に例え、「開催国を食い物にする悪癖がある」と非難した。

五輪に否定的な報道は米国で相次いでおり、ニューヨーク・タイムズ紙、サンフランシスコ・クロニクル紙だ。

東京五輪パラリンピックの開催に否定的な海外報道で、たびたび指摘されるのが「開催都市契約」の存在だ。

契約で「中止する権利を有する」と明記されているのはIOCのみ。都やJOCには中止に関する権限の記載はない。(同)

 

変異型検査 4割求めず厚生労働省は6日、変異した新型コロナウイルスの流行状況を把握するため、PCR検査に追加して実施するスクリーニング検査の対象範囲を見直す方針を示した。

陽性者の40%程度を対象に追加検査を求めてきたが、変異型が主流になった地域では追加検査の必要が薄れており、4割達成を「必須とはしない」と改める。(同)

 

都内 感染急拡大の兆し新型コロナウイルスの東京都内での感染者数がゴールデンウィーク後に再び跳ね上がる懸念を都関係者が募らせている。感染拡大の予兆をつかむ指標の一つ「発熱相談件数」や陽性率の上昇が止まらないからだ。感染が急拡大した昨年末の状況と似ているうえ、感染力の強い変異株の広がりも懸念材料となっている。

前回の緊急事態宣言が解除された3月下旬は「発熱相談件数」は、756~1170件だったが、5月に入って連日2千件を突破。週平均件数でも5日時点で2076件と、昨年12月31日以来の2千件超になった。この7日後の1月7日に感染者数が2500人超まで跳ね上がり、感染急拡大の前兆の目安とされる。

支柱感染の広がりを示す検査の陽性率も5日時点で9.2%とここ1週間で3ポイント上昇し、この傾向も昨年末の状況と重なっている。(朝日新聞5月7日)

 

1回目半数、2回目22%新型コロナウイルスのワクチンで、1回目の接種を終えた医療従事者が4月30日時点で約258万人に達し、対象者(約480万人)の半数を超えた。2回目の接種を終えたのは104万2998人で対象者の約22%となっている。(同)

 

インド追加支援「55億円の用意」茂木敏充外相は5日午後、訪問先の英ロンドンでインドのジャイシャンカル外相とオンラインで協議し、新型コロナウイルスへの対応のため、最大約55億円の無償支援をする用意があると伝えた。(同)

 

インドから入国 水際対策強化へ。政府は新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が40万人を超え、変異ウイルスの流行国に指定されているインドからの入国者について、入国前後の検査回数を現在の3回から4回に増やす方向で最終調整に入った。(同)

 

 

(コメント)

インドからの入国に対し、水際対策を強化するという。

インド型の変異株はこれまで国内で国立感染症研究所で1例、空港検疫で20例、東京都の健康安全研究センターで5例と報告されている。

このうち健康安全研究センターでは5例のうち4例は渡航歴がないということだ。

よって市中感染が疑われる。水際対策を強化するがすでに入っているとみるべきだ。

 

インド株には「L452R」と「E484Q」という2つの特徴的な変異がみられる。

この「L452R」がどうも厄介である。

 

東京大や熊本大などの研究チーム「G2PーJAPAN」によると、「L452R」変異は、日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)ーA24」がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという。これは6割の日本人がインド株に対して免疫低下の可能性があるということだ。

さらに、この「L452R」は人の細胞とくっつきやすく、感染力が高いとの結果も出たという。

 

「L452R」は、米カリフォルニア州から全米に広がった変異株からも見つかっており、「HLAーA24」は東アジア人に多く、カリフォルニア州は米国で最もアジア人が多い。「L452R」変異はアジア人の免疫から逃れるために発現したともいえるという。

 

関西から拡大した英国型の変異株の流行が日本中を席巻しているが、ひょっとするとインド株の方が、日本にとって実は厄介になるかもしれない。

そうなると今度は東京から全国に広がるという悪夢もあるかもしれない。