歴史が面白い326

令和3年5月7日

  <5月7日>

緊急事態 6都府県に拡大。政府は7日、11日までの新型コロナウイルスの緊急事態宣言を31日まで延ばすと決めた。発令中の東京、大阪、京都、兵庫に12日から愛知、福岡を加え、対象を6都府県に広げる。百貨店など大型商業施設への休業要請をやめて午後8時までの営業を容認する姿勢に転じたが、東京などは休業要請を継続する。(日本経済新聞5月8日)

 

「接種、1日100万回」菅義偉首相は7日夜、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスのワクチンについて1日100万回の接種を目標とすると表明した。(同)

 

感染経路 変異型で多様に新型コロナウイルスの感染「第4波」で、クラスターの発生場所が多様化している。第3波までは高齢者施設や医療機関などが中心だったが、4月は企業など職場での発生が最多に。部活動など教育現場でも相次ぐ。変異ウイルスの拡大や「コロナ慣れ」が原因とみられ、日常のあらゆる場面での対策が急務となる。

クラスターの発生場所の傾向は移り変わってきた。2020年春の第1波は患者を受け入れた医療機関、夏の第2波は飲食店が中心だった。同年末から21年年初めの第3波は高齢者施設の発生割合が高かった。

西村康稔経済財政・再生相も2日の記者会見で「屋外でマスクをしても感染する事例が相次ぎ報告されている」と指摘した。従来の対策では予防が難しくなりつつある。(同)

 

歯科医がワクチン注射へ。神戸市の久元喜造市長は7日に記者会見し、歯科医師による新型コロナウイルスのワクチン接種を実施すると発表した。

厚生労働省は4月23日、①歯科医の協力なしに集団接種ができない②必要な研修を受ける③接種を受ける人の同意を得るーの3項目を条件として歯科医による接種を容認した。自治体が開設する集団会場に限り、歯科医院では認めない。(同)

 

百貨店、一部営業探る。大型商業施設への休業要請を巡り、政府と自治体の方針が割れたのを受けて、百貨店業界には戸惑いとともに自治体の方針に従わざるをえないとの見方が広がった。(同)

 

複数ワクチンで迅速接種狙う厚生労働省新型コロナウイルスのワクチンで米モデルナ製と英アストラゼネカ製の承認の可否を20日にも判断する。米ファイザー製での接種が始まっているが供給量に不安がある。複数ワクチンの承認で大量供給を実現し接種の迅速化を狙う。(同)

 

バッハ会長来日 見送りへ。17~18日に予定していたIOCのバッハ会長の来日が見送られる見通しとなった。東京五輪パラリンピック大会組織委員会橋本聖子会長は7日の記者会見で「(来日は)正直に申し上げて非常に厳しいのではないか」との認識を示した。(同)

 

都知事「安全な大会目指す」。東京都の小池百合子知事は7日、来日中の世界陸連のセバスチャン・コー会長と都庁で会談した。東京五輪パラリンピックに向け、「東京大会を成功させるためにも、関係者の力をしっかりと合わせて安全安心な大会の開催を目指す」と述べた。(朝日新聞5月8日)

 

無症状者検査 陽性率は0.9%。杉並区は7日、区内の駅前で実施した若者向けのPCR検査のモニタリング調査で、無症状での陽性率が0.9%だったとする結果を公表した。

調査は4月下旬に計5日間、阿佐ヶ谷駅高円寺駅前で、検査設備を備えたマイクロバスを巡回させて実施した。PCR検査に応じたのは無症状の213人で、20~40代が203人(95%)にのぼった。陽性判定は計2人で、20代と30代だった。(同)

 

高齢者2施設38人死亡。神戸市と大阪府門真市の高齢者施設で新型コロナウイルスクラスターが発生し、2つの施設で計38人の入所者が亡くなっていた。大阪府兵庫県では病床逼迫が深刻化しており、両施設では、多くの入所者が入院先が決まらないまま療養を続けていたという。(同)

 

支援策 まだ届かない。緊急事態宣言の延長や拡大が決まり、経済や雇用への影響が心配される。政府や自治体は支援策を充実しているというが、一部で実施が滞っている。

営業時間の短縮に応じた飲食店が対象となる時短協力金は、1~3月の前回の宣言分も十分に支払われていない。大阪府によると、1月14日~2月7日分の支給率は5月5日時点で約51%だ。東京都も、ほぼ同期間の支給分が15%ほど残っている。(同)

 

 (コメント)

杉並区で無症状者のPCR検査を行い、陽性率は0.9%だったという。

阿佐ヶ谷駅高円寺駅前で若者に声をかけた。213人で陽性者が2人でた。

人数が限られており一般的な話はできないが、陽性者が2人でている。

およそ100人に1人だ。

コロナに自覚のない人が100人いたら1人は無症状の陽性者がいるということだ。

ただ感染者の8割はヒトに移さないということだから、実際に移す人は500人に1人になるということになる。

繁華街などに向かうと、出会うひとは500人には下らないだろう。

潜在する感染者は多いということだ。

いつでも感染する可能性はあるのだ。

調査の母数を増やさないと何とも言えないが、感染急増の局面を考えると、あながち間違っているとは言えない数字であると思える。