令和3年5月29日
<5月29日>
インド型 対策強化を。全国知事会は29日、新型コロナウイルス緊急対策本部の会合をオンラインで開き、政府への緊急提言をまとめた。感染力が強いインド型の変異ウイルスが全国各地で確認されていることを踏まえ、変異ウイルスのスクリーニング検査を全国展開できる体制整備のほか、感染拡大を最低限に抑え込むため「保健当局の間で疑い例も含めた陽性患者の情報共有」の迅速な実施を求める。(日本経済新聞5月30日)
病床確保「指定」罰則が論点。政府は新型コロナウイルス対応の教訓を踏まえ、医療提供体制の逼迫時に国や都道府県知事が病床を確保する権限を強める法整備を検討する。実効性を左右する罰則を設けるかどうかが論点になる。医療機関の「私権制限」につながるとの指摘もあり慎重に議論する。(同)
ファイザー製ワクチン 変異型に高い効果。米ファイザー製のワクチンが新型コロナの変異型ウイルスに高い効果があることが海外の接種結果から明らかになった。英国型などのほか、感染力が特に強いとされるインド型にも効いている。米モデルナ製にも同様の効果が見込まれる。
英イングランド公衆衛生庁は22日、インド型について、ファイザー製を2回接種すると発症を88%減らす効果があったとの研究結果を発表した。(同)
営業制限の緩和 徐々に。新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言が発令されている自治体で6月1日以降、営業制限を一部緩和する動きが広がる。東京都や大阪府は百貨店など大型商業施設への休業要請を緩和するほか、現在は休業を求めてる映画館や美術館へも営業時間短縮の要請に切り替える。繰り返される宣言に民間事業者が疲弊するなか、感染対策の徹底と経済活動を両立できる方策が求められる。(同)
ベトナムで新変異型。ベトナム政府は29日、インド型と英国型の新型コロナウイルスが組み合わさった新たな変異ウイルスが見つかったことを明らかにした。
グエン・タン・ロン保健相は「新たなウイルスは(従来型よりも空気中で感染しやすく、短い時間で様々な場所に広がる」と説明している。(同)
(コメント)
ベトナムでインド型と英国型が組み合わさった新たな変異ウイルスが確認された。
ベトナムはこれまで感染を抑え込んできた優等生の国だった。
それがここにきて感染が過去1か月で倍増した。
周辺国を見ると、タイ、カンボジア、マレーシアでもここにきて感染が増えてきている。
大雑把な話、東アジア諸国が今までコロナの感染が抑え込まれていたのが、ここにきて増えてきたようだ。
ベトナムではワクチンの接種がほとんど進んでいない。台湾もそうだった。
今度の変異ウイルスは従来の防御策は通用しないということか。
ベトナムの保健相の話だと、従来型よりも空気中で感染しやすいとのことだ。
おそらくエアロゾル感染のことだろう。
それとインド型が入っているとすれば、日本人と同じように免疫が効きにくい人の割合も高く、感染力が強いことからそれも相まって広がったのかもしれない。
知事会でインド型の感染拡大の懸念がだされている。
あまりむやみに恐れてもいけないが、ポイントだけははっきりさせ、注意したほうがいいだろう。
変異ウイルスへの置き換わりは、専門家によれば感染拡大の時期に起きるとのこと、またしばらくは感染抑制のため自粛ということだ。