歴史が面白い366

令和3年6月16日

  <6月16日>

都道府県 20日宣言解除。政府は17日、20日に期限を迎える新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、沖縄を除く9都道府県で解除する方針を専門家に諮る。そのうち東京や大阪など7都道府県は解除後、宣言に準じる対策がとれる「まん延防止等重点措置」を適用する案とした。宣言解除が感染者数の再拡大につながらないようにする。(日本経済新聞6月17日)

 

職場接種 申請1200万人に新型コロナウイルスワクチンの職場接種の対象者は16日、国への申請ベースで1198万人に達した。1日あたり最大30万回規模に相当し、国全体での接種ペースは大幅に速まる。企業は感染拡大の阻止と経済活動の一日も早い正常化に期待し接種を急ぐ。急ごしらえの仕組みには課題も残っており、各社は円滑な実施に腐心する。(同)

 

大規模接種予約20日まで埋まる防衛省は16日、自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで17~20日接種分の予約が埋まったと発表した。21~27日分は16日午後8時時点で東京会場で2万6千人分、大阪会場で2万3千人分が残っている。(同)

 

10代以下で感染広がる新型コロナウイルスワクチンの「第4波」で、10代以下の子供の感染が目立つ。従来型に比べ感染力が強い変異型に置き換わったことがはいけすにある。3月以降、新規感染者に占める割合は1割以上に上る。各地の学校や保育所で休校や閉鎖が相次いでおり、高齢者などと並行し、教員や保育士らのワクチン接種を優先する自治体も出てきた。(同)

 

イベント 最大1万人に。政府の新型コロナウイルス対策分科会は16日、緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」解除後の大規模イベントの人数制限の水準を決めた。西村康稔経済財政・再生相が、解除しても1万人を上限とする経過措置をとる案を示し、専門家も了承した。(同)

 

米 コロナ規制大幅緩和。米国のカリフォルニア州ニューヨーク州で15日、飲食店や商業施設の人数制限など新型コロナウイルスに関する規制の多くが撤廃された。ワクチン接種者は原則、マスク着用の義務もなくなった。停滞していた経済活動を正常化に向かわせ、「コロナ前」の生活を取り戻すための大きな節目となったが、課題も少なくない。

「脱マスク」に向けては結局、ワクチン接種を拡大するしかない。しかし、米国内の接種率は人種や地域で偏りがある。カリフォルニア州で少なくとも1回の接種を受けたのは、全体では72.2%だが、白人で約61%、アジア系で約84%に対し、黒人とヒスパニック系は約43%と約45%にとどまる。(読売新聞6月17日)

 

感染対策 職場の穴新型コロナウイルスクラスターが職場で多発している。感染力が強い変異ウイルスが広がる中、基本的な対策をしていても防げなかった例が複数あり、政府や専門家が注意を呼びかけている。

内閣官房によると、5月に発生した全国のクラスター993件のうち、企業・官公庁などの職場は、高齢者・福祉施設の237件に次ぐ191件に上った。ほかは飲食店・カラオケ183件、学校150件などだった。(同)

 

(コメント)

職場での感染、クラスターが注目され始めた。

職場で避けられない密の状態が問題だ。

換気できない会議室や車での長時間の移動、事務スペースでのアクリル板での盲点だ。

そもそも対面での会話が前提の仕事の進め方をしているとどうしても無理が出る。

 

ならばどうすればよいか。

マスクではウイルスの流入は防げない。アクリル板でも完全に防げない。

しかし、人間には免疫機能があるので、感染するかどうか要はウイルス量ではないか。

多量のウイルスを吸い込まないよう換気を頻繁にするとか、換気のできない密室は使わないとか注意すれば減らせる。

完全な防御は無理として、クラスターが発生しない程度の防御はできるのではないか。