歴史が面白い372

令和3年6月22日

  <6月22日>

外食閉店、1.9倍の5230店日本経済新聞が実施した2020年度の飲食業調査によると、閉店数が5230店に達したことがわかった。19年度の1.9倍に達しただけでなく、リーマン危機時の08年度(3859店)も大きく上回る。(日本経済新聞6月23日)

 

アストラ製公的接種対象厚生労働省は英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、60歳以上に限定して公的接種の対象に加える方針だ。近く厚生科学審議会(厚労相の諮問機関)の分科会で判断する。(同)

 

「自粛率」老若の差小さく国立情報学研究所准教授水野貴之氏ー移動を自粛していないとされる若者は(自粛率でみれば)実は高齢者と同じくらい自粛をしている。それでも若者がもう一段の自粛を求められているのは、普段から他の世代より多く移動しているためだ。・・最近は自粛率が上がっているのは夜だけで、昼は昨年ほど上がっていない。テレワークでなんとか持ちこたえている状況だ。(同)

 

接種5割超でも感染増。中国製の新型コロナウイルスワクチンを選択している一部の国で、接種の効果が疑問視される例が増えている。アフリカのセーシェルでは国民の6割、中東のバーレーンでは5割が2回目の接種を終えたが、いずれも5月以降に陽性者が急増した。こうした国は追加で別のワクチンを接種するなど対応に追われている。

・・感染が急増した原因ははっきりしていないが、指摘されるのはワクチンの種類だ。セーシェルで使われたワクチンの6割近くはシノファーム製(中国国有の中国医薬集団)、4割程度が英アストラゼネカ製だった。

世界保健機関(WHO)は5月7日、79%の有効性が認められるとしてシノファームワクチンに緊急使用許可を出した。9割を超えるファイザー・ビオンティク製や米モデルナ製と比べると低い。WHOは臨床データの不足から、60歳以上への効果は不透明だとも指摘した。

アストラゼネカ製のワクチンについても、南アフリカ型の変異ウイルスへの効果が限定されるとして、南アは接種を停止した経緯がある。・・・

一方、ワクチンを受けた人の重症化率は低いとの情報もある。セーシェル政府は感染者のうち、ワクチンを受けた人のほとんどは無症状か軽症だとしている。

 

ワクチン供給に懸念 実態調査へ新型コロナウイルスのワクチンの供給不足が起きかねないと自治体から懸念の声が出ているとして、田村憲久厚生労働相は22日の閣議後会見で、実態を調査する考えを明らかにした。「足りないということは本来ないはずだ」とした上で、「医療機関に在庫がたまっている可能性がある」と述べた。(朝日新聞6月23日)

 

子どものワクチンどうする文部科学省は22日、新型コロナウイルスワクチンを12歳以上の中学高校などの生徒に学校で集団接種することについて、「現時点で推奨しない」とする通知を各都道府県などに出した。個別接種が難しいなどの理由で実施が必要な場合は、接種の有無によるいじめや差別が起きないよう相談窓口を設けることや、接種を行事参加の条件にしないことなどを求めている。(同)

 

 

(コメント)

2回接種の人が5割を超えても感染が拡大しているという。

アフリカのセーシェル、中東のバーレーンだ。

なぜ感染が拡大しているのかは原因不明としているが、記事では中国製のワクチンや英アストラゼネカ製の有効性に言及している。

 

2回目で5割を超える国は多くはない。主要国でみると、

イスラエルでさえ、59.53%、英国は46.39%、米国44.98%だ。

(6月24日 Our World in Dataの集計)

 

イスラエル、米国では感染の拡大はとくに起きていないが、英国では起きている。

英国はアストラゼネカ製とファイザー製の両方が接種されているのでその影響があるのだろうか。

感染拡大には変異ウイルスの影響がある。

その変異ウイルスの種類による差もあるかもしれない。

 

いま世界中でワクチンの壮大な治験中である。

いま接種されているワクチンは緊急使用許可がでたもので、正式にワクチンとして承認されたものではないからだ。

いろんな治験結果を見ているという段階だ。