歴史が面白い536

令和3年12月4日

  <12月4日>

「#オミクロン「冷静な対応を」WHO、感染増も軽症多く。

 #変異繰り返し「盾」獲得か オミクロン 空気感染の懸念。

 #塩野義ワクチン「一定の有効性」。

 #空港検疫、「抜け穴」の恐れ。

 #オミクロン型判定検査 全陽性者対象に。

 #都の接種証明 登録低調 数%どまり飲食店も活用慎重。」

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オミクロン「冷静な対応を」WHO、感染増も軽症多く。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大が続いている。世界で感染者は増えているものの、現時点では無症状か軽症が目立つ。WHOや欧州機関などはこれまでに死亡に至った報告はないとして「冷静な対応」を呼びかけている。

日本経済新聞12月5日)

 

変異繰り返し「盾」獲得か オミクロン 空気感染の懸念。世界が新型コロナウイルスの変異との闘いに直面している。新たな変異型「オミクロン型」が初めて報告された南アフリカでは3日、新型コロナの新規感染者が前日比4割近く増えた。空気感染の疑いが出ているほか、コロナが変異を繰り返したことで空気や光から身を守る「盾」を手に入れ感染力のある状態が長く続くようになった可能性も指摘される。

米研究チームはウイルス表面のたんぱく質「スパイク」が正の電荷を帯びることに注目した。エアロゾルの中には肺などの粘膜の物質「ムチン」がある。ムチンは負の電荷を帯びておりスパイクの正の電荷に引き寄せられる。スパイクに取りついたムチンはウイルスを空気や光と触れにくくする「盾」として働き、感染力を長く保っている可能性があるという。デルタ型は従来よりもスパイクの正の電荷が強く、高い感染力の一因との見方がある。オミクロン型を調べるとさらに電荷が強いという。

香港では空気感染が疑われる事例が起きた。ホテルでの隔離中、廊下を挟んだ向かいの部屋の感染者からうつった。

国立感染症研究所の松山州徳室長は「感染性が高くなっていることはあり得る。風邪の原因になるウイルスは新型コロナよりも感染性が高い。新型コロナはそのような感染性になっていく過程にあるのではないか」と話す。

日本経済新聞12月5日)

 

塩野義ワクチン「一定の有効性」。塩野義製薬は4日、開発を進める新型コロナウイルスワクチンの初期段階の臨床試験(治験)で、一定の有効性を示すデータが得られたと明らかにした。ワクチンを2回接種したときの感染を防ぐ「中和抗体」の量は、新型コロナに感染して回復した人と同程度になったという。近く最終段階の治験を始める。

開発中の新型コロナワクチンは遺伝子組み換えでつくったウイルスの一部を活用する「組み換えタンパクワクチン」。2022年3月までの実用化を目指している。

日本経済新聞12月5日)

 

空港検疫、「抜け穴」の恐れ。新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」が世界各地に広がり、日本国内でも感染者が確認された。空港検疫では入国前の行動確認に注力するものの、第三国経由などで来日した場合は本人の申告頼みだ。市中に感染が広がるスピードを抑えるためには、水際対策の「抜け穴」をどう防ぐかが課題となる。

日本経済新聞12月5日)

 

オミクロン型判定検査 全陽性者対象に。厚生労働省は国内で新型コロナウイルスの陽性となった全ての人を対象に、新たな変異型「オミクロン型」かどうかを判定する検査を実施するよう自治体に通知した。

具体的にはデルタ型か判定するスクリーニング検査を活用し、デルタ型でなければオミクロン型に感染しているとみなして対応する。その後、ゲノム解析でオミクロン型かどうかを確定させる。

日本経済新聞12月5日)

 

都の接種証明 登録低調 数%どまり飲食店も活用慎重。東京都内の飲食店で新型コロナウイルスのワクチン接種証明の活用が遅れている。都の接種証明アプリの運用開始から1カ月たつが、登録者数は都内全体の数%にとどまる。店側も顧客ごとの確認に手間がかかるなどとして活用を敬遠する。

日本経済新聞12月5日)