令和4年2月18日
<2月18日>
「#第6波収束への3つの懸念ー鈍い感染減、高い陽性率、医療体制の穴。
#オミクロン派生型ーより強い感染力、抗体薬 効果薄も。
#留学生入国 手続き簡略化。
#ファイザー2回→モデルナ 抗体の量より高く。
#感染の透析患者 病床逼迫。
#救急「最後の砦」逼迫。
#病院代わり 介護施設にしわ寄せ。」
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第6波収束への3つの懸念ー鈍い感染減、高い陽性率、医療体制の穴。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が一部地域で解除されることになり、第6波の出口を探る動きが始まった。国内の新規感染はピークを越えつつあるが、減少率は海外に比べて鈍い。検査や医療提供の体制にも不安が残る。感染拡大収束へ改善すべき課題は山積している。
(日本経済新聞2月19日)
オミクロン派生型ーより強い感染力、抗体薬 効果薄も。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の派生型「BA.2」が欧州やアジアなどで広がっている。主流の「BA.1」と比べて感染力が強いだけでなく、一部の抗体薬が効きにくい可能性が出てきた。国内の感染例はまだ限られるが、政府は感染状況の悪化要因にもなると注目する。
(日本経済新聞2月19日)
留学生入国 手続き簡略化。3月から緩和される外国人留学生の入国について、政府は手続きの簡略化を決めた。複数の省庁が関わっていた入国許可の書類審査を一元化し、申請手続きもオンラインで完結できるようにする方針だ。スムーズな入国につなげる狙いだが、大学側からは「まだ留学生の不安は拭えない」としてさらなる制限緩和を求める声が根強い。
(日本経済新聞2月19日)
ファイザー2回→モデルナ 抗体の量より高く。新型コロナウイルスワクチンの接種後の副作用について、米ファイザー製を2回接種した後に米モデルナ製の3回目接種を受ける「交互接種」では、3回すべてファイザー製だった人よりも発熱や倦怠感などが起きやすいことが分かった。体内で感染などから身を守る「抗体」の値はモデルナ製でより高まったという。病気休暇をとった人の割合はどちらも接種者の1割だった。
(日本経済新聞2月19日)
感染の透析患者 病床逼迫。新型コロナウイルスの感染第6波で、人工透析が必要な腎臓病患者の感染が急増し過去最多となった。透析患者は感染による死亡リスクが高いが、病床は逼迫しており、都市部では症状が重くても入院できないケースも出ている。重症者へ優先的に病床を割り当て、軽症者は外来で対応するという地域医療の役割分担が欠かせない。
(日本経済新聞2月19日)
救急「最後の砦」逼迫。命に係わる重篤な救急患者を受け入れる東京都内26カ所の「救命救急センター」のうち、少なくとも8カ所で患者の受け入れを制限するか、受け入れ切れない状況になっていることが朝日新聞の取材でわかった。新型コロナの感染爆発で、入院患者が急増したことが背景にある。第6波の影響は、高度な医療を担う救急医療の「最後の砦」らまで及んでいる。
(朝日新聞2月19日)
病院代わり 介護施設にしわ寄せ。新型コロナウイルスの感染拡大のなか、政府は医療逼迫を緩和しようと、軽症の高齢者らの介護施設内での療養を進めている。ただ、現場は感染者の増加と人手不足で窮地にある。医療機関から退院する人を受け入れ、重症化を防ぐといった役割を果たすのは難しい状況だ。
(朝日新聞2月19日)