令和4年3月31日
<3月31日>
「#高齢者入院のリスク コロナが問う「最善の医療」。
#上海市西部で都市封鎖 きょうからPCR検査1600万人。
#「BA.2」世界で主流。
#イベルメクチン、アビガン・・・。既存薬 見えぬコロナ効果。
#ノババックス製承認へ。
#非正規女性の23%「コロナで収入減」。
#週平均 増加に転じる。」
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高齢者入院のリスク コロナが問う「最善の医療」。新型コロナウイルスに感染した高齢者の「原則入院」について、高齢者医療の専門家から見直しを求める声が上がっている。「高齢者は入院をきっかけに体力や認知機能が低下してしまう」。多くの感染者を治療している東京都内の病院幹部は打ち明ける。
ただ、高齢者施設からは「原則入院を維持してほしい」との声があがる。
(日本経済新聞4月1日)
上海市西部で都市封鎖 きょうからPCR検査1600万人。中国・上海市は4月1日午前3時(現地時間)から日本人が多く住む西部を対象に都市封鎖(ロックダウン)を実施する。バスやタクシーなど公共交通機関の運行を停止し、市民の外出を原則禁じる。地下鉄駅も封鎖する。西部でのPCR検査対象者数は約1600万人となる見通しだ。
(日本経済新聞4月1日)
「BA.2」世界で主流。新型コロナウイルスの新規感染者のうち、オミクロン型の派生型「BA.2」の比率が急速に高まっている。これまでアジアや欧州で増加が続いていたが、米国でも感染者の半数を超えた。ワクチン接種が進んだこともあり死亡率は抑えられているが、別の変異型も確認されている。各国は感染対策と経済活動の正常化の両立を模索している。
BA.2とは別の変異型「デルタクロン」も米欧などで相次ぎ見つかっている。感染者の体内で「デルタ型」と「オミクロン型」の2種類のウイルスの遺伝子配列が混合して生まれた。もとになった変異型の名前を組み合わせた俗称で、WHOなどが正式に命名したわけではない。英国やフランス、オランダ、デンマークなどから少なくとも数十件のデータが報告されている。
(日本経済新聞4月1日)
イベルメクチン、アビガン・・・。既存薬 見えぬコロナ効果。新型コロナウイルス感染症には当初、有効な治療薬がなく、別の病気のための既存薬を転用する「ドラッグリポジショニング」が試された。だが期待に反して、その後の研究で効果が示されていない薬も少なくない。既存薬への期待はいまだに根強いが、明確な科学的根拠がない中での服用にはリスクがつきまとう。
「誤解を招く見出しのツイートを削除する。WHOは使用について警告している」。ロイター通信は1月末、抗寄生虫薬「イベルメクチン」に関する発信をSNS上で訂正した。あくまで試験管内の細胞実験の結果にすぎず、実際に患者に投与して検証した臨床試験の結果ではなかったが、ロイターが投稿した「臨床試験でオミクロン株への有効性を確認」とのツイートは瞬く間に拡散した。
(毎日新聞4月1日)
ノババックス製承認へ。米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は4月下旬の専門部会での審議を踏まえて薬事承認する方針だ。承認されれば国内4例目のワクチンとなる。政府は既に1億5000万回分の供給を受ける契約を結んでいる。ノババックス製は、ウイルスのたんぱく質の一部を使う組み換えたんぱくワクチン。2~8度での冷蔵保存が可能で、輸送・管理がしやすい。
(毎日新聞4月1日)
非正規女性の23%「コロナで収入減」。新型コロナウイルスの感染拡大がアルバイトや契約社員など非正規雇用で働く女性に与えた影響について、「収入が減った」と答えた人の割合が23%だったことが31日、連合のアンケート調査で分かった。
(毎日新聞4月1日)
週平均 増加に転じる。都は31日、新型コロナウイルスの新規感染者数の週平均が30日時点で7419人に上り、前週の1.21倍で約1カ月半ぶり増加に転じたとの分析結果を公表した。オミクロン株の一種で主流型より感染力が強いとされる「BA.2」の疑い事例は、15~21日の調査で全体の52.3%に達し、専門家は「感染再拡大の危険性が高い」と指摘している。
(毎日新聞4月1日)