歴史が面白い668

令和4年4月17日

  <4月17日>

「#次の流行もオミクロンか。BA.2が主流「雑種」も登場。

 #20~30代の3回目接種 正念場。

 #自然感染+ワクチン接種=ハイブリッド免疫? インドの感染者 激減。」

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次の流行もオミクロンか。BA.2が主流「雑種」も登場。世界で流行する新型コロナウイルスの99%超が変異型「オミクロン型」とその派生型に置き換わった。感染力が強く、他の変異型を駆逐した格好だ。対策しやすくなる面はあるが、脅威となる新たな変異型が現れる可能性は残る。2種類のウイルスの遺伝子が混ざった「雑種」も見つかった。各国で十分な検査をしてデータを共有し、流行を把握する取り組みが必要だ。

各国がゲノム解析をして変異型の動向を監視することが重要だが、途上国の体制整備は進んでいない。先進国でも米国や英国など検査を縮小する動きがある。WHOによれば3月下旬にデータベースへの登録数は前週比12%減った。感染者の減少だけでなく「いくつかの国で監視体制が変わったことを反映している可能性もある」と指摘する。

背景にはデータ共有の動機が乏しい面がある。データはワクチン効果の分析などに役立つが、接種率の低い国では相対的に価値が低い。また南アフリカなどはオミクロン型を発見した際に迅速に報告したが、日本を含む各国から厳しい渡航制限を受けた。こうした不利益も障害になる。

日本経済新聞4月18日)

 

20~30代の3回目接種 正念場。新型コロナウイルスの感染者の3分の1を20~30代が占め、若い世代に対してワクチンの3回目の接種をいかに進めるかが行政の課題となっている。これから接種時期を迎える人が少なくないが、接種の効果と副反応のデメリットをどう考えるのか。

現状で3回目接種率が低い若い世代だが、実はまだ多くの人が接種の時期を迎えていないという事情もある。東京都府中市の健康推進課は、「4~5月に3回目接種のボリュームゾーンが来る」と想定。集団接種会場の開設時間を平日は夜遅くまで延ばすなど、若い世代が接種しやすい環境を整えることを検討している。

朝日新聞4月18日)

 

自然感染+ワクチン接種=ハイブリッド免疫? インドの感染者 激減。新型コロナウイルスで累積4300万人以上が感染し、約52万人が亡くなったインドで、新規感染者数が激減している。専門家は理由の一つに、自然感染とワクチン接種の両方を経験することでより強い免疫を得られる「ハイブリッド免疫」の存在をあげる。

政府の発表では、今年2月時点でワクチンを2回接種した成人は80%以上に到達。

ハイブリッド免疫について、ワクチンや免疫に詳しい北里大学大村智記念研究所の中山哲夫・特任教授は「あまり聞いたことのない用語」としたうえで「すでに感染したことのある人がワクチン接種をすることで、より強い免疫を誘導できるというのは、多くの感染症で見られる現象」と話す。

朝日新聞4月18日)